米国株ウィークリー相場予想【7.1~7.5】

先週末の主要3指数

先週末の主要3指数の終値はこちら。

S&P 500
2,941.76
+16.84(+0.58%)

Dow 30
26,599.96
+73.38(+0.28%)

Nasdaq
8,006.24
+38.49(+0.48%)

3指数プラスの結果に。

金曜日なので、この時点では米中交渉はしていない。

 

さて、今週7月1日、月曜日からの米国株式市場はどうなるか?

その前に、先週の「米国株ウィークリー相場予想」を振り返ります。

 

先週の米国株ウィークリー相場予想

先週6月24日から6月28日は、「下降相場」と予想しました。

先週の予想はこちら。

 

当たり外れの基準は、S&P500の先々週の終値から先週の終値を、以下の騰落率で判定します。

+1.50%以上 ⇒ 上昇相場

-1.50%以下 ⇒ 下降相場

+1.49%~-1.49% ⇒ レンジ相場

 

では、予想は当たったのか検証します。

 

S&P500の終値は、

先々週 : 2,950.46

先週 : 2,941.76

騰落率-0.29

 

結果 ⇒ 「当たり」

-0.29でレンジ相場になりました。

 

先週の分析

先週の予想は、利下げムードが継続しつつも、米中協議はイマイチの結果に終わり、-1.49%に収まるマイナスのレンジ相場と予想しました。

 

結果は、大引け後の土曜日午前中に米中協議があったので、予想は「結果で当たり、内容で負けました」

中国の偽情報が入り混じる中、市場も売買を控えるようなムードが広がり、週を通して-0.29%と、レンジの中でも小さい値動きでした。

 

当面は対中関税引き上げず

29日の午前中に始まった米中協議。

 

以下、13:48のロイター記事です。

中国と協議継続、「再び軌道に戻った」=トランプ米大統領

[大阪市 29日 ロイター] - トランプ米大統領は29日、中国の習近平国家主席と会談、「われわれは軌道に戻った」とし、中国との交渉を継続するとの認識を示した。

トランプ大統領は国家主席との会談は素晴らしかったと称賛した。

 

交渉継続の意思を表明。まず、最悪のケースはなくなった。

 

16:48のロイター記事。

当面は対中関税引き上げず、中国は米農産物購入拡大=トランプ米大統領

[大阪市 29日 ロイター] - トランプ米大統領は29日、中国の習近平国家主席との会談で当面は対中関税引き上げないことで合意したと述べた。

20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)後の記者会見で大統領は、「米国は関税を差し控える一方、中国側は米国産農産物の購入を拡大する」と述べた。

以下はトランプ大統領の発言要旨:

少なくとも当面は対中関税を引き上げないと約束

米企業によるファーウェイ向け部品供給継続を認めることで合意

貿易合意が可能か見極めるため残された課題に中国とともに取り組む

協議継続の間、中国は米農産品の輸入拡大へ

中国との通商問題は極めて複雑、合意急いでいない

関税発動のストップを表明。これで「最良」ではないが「良」の結果が出た。

 

そしてサプライズは、「米企業によるファーウェイ向け部品供給継続を認めることで合意」、これですね。

トランプさん、かなり譲歩しましたね。後から「農産物売り込む」とか、「合意は急いでいない」とか、ツンデレのフリをしましたがもう遅い。

ばれてます。中国に。

見られています。あなたの足元を。

 

いや~、まだ終わったわけじゃないけど、やっぱりか~、不利と見えた中国のほうが有利だったんだな~。そうか~、やっぱそうだよな~。お尻に火が付いているのはトランプさんだもんな。

 

トランプさんは関税発動条件に関する合意の期限を決めませんでした。ここがまず大きな譲歩。そしてファーウェイというサプライズ譲歩をトッピング。

二度付け禁止の串カツを、ソースを二度付けした上にタルタルソースをかけて渡したようなもんです。大阪だけに。

 

中国は「一応」勝利しました。ここからダラダラと時間稼ぎ作戦が始まります。というかもうとっくに始めているが。

私も先月あたりは「合意まで半年かかってもおかしくない」という旨を書いていましたが、半年どころかこれから1年半かかっても不思議はないですね。

 

ただ、「一応」と書いたのは、トランプさんもバカではありません。

今回は見かけ上中国の勝利ですが、彼はいつでも「ツイッターテロ芸人」になって、「やっぱ関税発動するわ」なんて爆弾をボンボンと出そうと思えば出せるからです。

 

今週の日程

今週の日程で気になったのはこのあたり。

7/1 22:45 米国6月製造業PMI[改定値]

7/1 23:00 米国6月ISM製造業景況指数

7/1 石油輸出国機構 (OPEC) 定時総会 (ウィーン)

7/1 世界経済フォーラム・夏季ダボス会議 (大連、~3日)

7/2 OPECが非加盟国と生産調整会議 (ウィーン)

7/3 米国株式・債券市場は短縮取引 (独立記念日の前日)

7/3 21:15 米国6月ADP雇用統計

7/3 21:30 米国5月貿易収支

7/3 23:00 米国6月ISM非製造業景況指数

7/4 楽天は西友と共同でドローン商用配送サービス開始

7/4 米国市場休場 (独立記念日)

7/5 GPIF (年金積立金管理運用独立行政法人) が2018年度の運用実績を発表

7/5 21:30 米国6月雇用統計

7/7 イランは新たに核合意の一部停止措置に踏み切る予定

7/7 ギリシャ総選挙

 

注目は太字、特に米国雇用統計です。

 

・・・

 

こんなもんかな~、今週の予定は。

 

これらを踏まえて、今週はどうなるか?

予想してみましょう。

 

7.1~7.5の米国株ウィークリー相場予想

今週、7月1日から7月5日のS&P500の値動きは、

「レンジ相場」と予想。

 

まず、米中協議の結果をどう見るか?

これが問題です。

 

多くの人が描くシナリオから言えば「中の上」の結果になったはず。

「米中協議は大筋で合意」 ⇒ 特上

「継続協議&関税発動なし&ファーウェイ部品供給OK」 ⇒ 松

「継続協議&関税発動なし」 ⇒ 竹

「継続協議&関税は○日までを回答期限として発動」 ⇒ 梅

「協議は平行線で、予定通り関税発動する」 ⇒ おつとめ品

上から2番目の「松」になったはず。

 

多分、市場の4割くらいは「竹」になると思っていたはず。それでも竹になったら株価は少し上がるでしょう。織り込んでいても上がる時は上がるからです。

しかし、今回はなんと「松」でした。多分織り込み派は1割くらいではなかろうか。

じゃあ、サプライズだから爆上げするのか? 今が平日だったらそうなるでしょう。

 

ただ、土日を挟むと人は冷静になるもんです。月曜日の朝からS&P500先物、ダウ先物は上げて始まるでしょう。しかし、日本時間夜にNY市場が開く頃には大分時間が経っています。そこで果たして爆上げするかね。しないんじゃないかな。上がっても1.5%程度で収まると予想します。

 

あとは、ISMの製造業、非製造業は悪くないが良くもない結果が出そう。

雇用統計はどうかな~、全然読めん。一応、前回は7.5万人、今回の予想は16.3万人となっています。

 

民主党は「国民皆保険」を推進

大統領候補を絞るための、民主党候補20名の討論会が先日ありました。

今も全然絞り込めていないようですが、皆に共通しているは「国民皆保険」を推進しようとしていることらしい。オバマケアを含めて何十年も議論されてきたテーマです。

 

トランプさんはまた反対するのでしょうが、共和党でも一部賛成があると言われる政策です。

報道によって、医療保険のユナイテッドヘルス・グループなどの株価は爆下げ、爆上げのジェットコースターモードに入るかもしれません。

 

まあ、そう簡単に議会を通るテーマと思えないので、たださえトランプは弱くないのに、民主党はさらに亀仙人の甲羅のようなハンデを背負って戦うことになるかもしれません。

 

ロシア、OPECと原油減産合意

ロシアのプーチン大統領は29日、石油輸出国機構(OPEC)との原油減産合意を6カ月から9月間延長することで、サウジアラビアのムハンマド皇太子と合意したことを明らかにした。

出典:ロイター

こちらは29日のロイター記事。

さて、最近は安いとはいえ、原油高傾向です。59ドルあたり。65ドルくらいまで上がれば米国株も株高に振れていくでしょう。

エクソンモービルなどのエネルギー株は特に注目です。

 

大きな懸念は去っていない

他の懸念点は、イラン情勢、ブレグジット、FF金利利下げへの過度の期待、こんなところだろうか。

 

米中協議は結局のところ何も終わっていません。

私たち株式投資家は、のどに引っかかった小骨のように、しばらく米中問題をのどに引っ掛けたまま市場と向き合うことになるでしょう。

 

 

とりあえず今週の予想はレンジ相場としておこう。

 

前回の予想はこちら

 

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