2021NBAオールスターゲームはインディアナポリスから重慶市に!?

NBA

先日は、ロケッツのモーリーGMの「香港に自由を」発言で、NBA全体が中国政府から睨まれることになりました。

 

特にロケッツへの非難が大きく、中国のNBAグッズの販売店ではロケッツの商品だけ撤去されたそうです。

 

こちらの記事でも書きましたが、中国の非難を受けてNBAコミッショナーのアダム・シルバーは、「NBAは、プレーヤー、従業員、チームオーナーがこれらの問題について発言するか、発言しないかを規制する立場にありません」と発言。

自由を尊重するが、モーリーを支持するとも言わない静かな対応でした。

 

このシルバーを支持したのが、スパーズHCのグレッグ・ポポビッチ。

後にドレイモンド・グリーンも自由を訴えていました。

 

$$$

 

そんな中、14日のウォール・ストリート・ジャーナルに面白い記事がありました。

 

NBAが共和党に反旗を翻す日

2020年2月24日、ニューヨーク――。(注釈 この記事は記者の妄想を書いています

米プロバスケットボール協会(NBA)はこの日、2021年オールスターゲームの開催地をインディアナポリスから重慶市に移すとの予想外の発表をした。

NBAコミッショナーのアダム・シルバー氏は声明で、「連日のように人権を侵害するインディアナ州に、われわれの名誉と比類ないブランド力で箔をつけさせることはない」とし、「非常識にも『アメリカの十字路』を自称する同州の過酷な生活の現実を暴くため、われわれが全力を尽くすべき時だ」と述べた。

インディアナポリスは共和党の牙城として知られる州の州都であり、インディアナ・ペイサーズの本拠地でもある。当地での開催決定は以前から賛否両論を巻き起こしていた。NBAは世界中の抑圧される人々の権利を声高に擁護してきたが、権威主義的な抑圧のとりでとみなされるこの町が主催に乗り出したことに、批判の声が高まった。

シルバー氏は決定について、多方面で強まる呼び掛けに応じたものだと説明。プレーヤーからコーチ、オーナー、市民権擁護団体、民主党政治家、CNN記者、アカデミー賞俳優、著名な社会学教授、深夜テレビ番組のホスト、複数の匿名ツイッターアカウントやその他大勢に至るまでが、インディアナ州で続く同性愛者や女性、性転換者、人種的マイノリティー、脚本家、テレビ局幹部、グリーンエネルギーのロビイスト、ヴィーガン(完全菜食主義)活動家に対する迫害に立ち上がるようNBAに求めていると述べた。

NBAの広報担当者は匿名を条件に取材に応じ、この決定について、米政治を一変させ自由を促進するための継続的かつ連携した取り組みの一環だと指摘。こうし取り組みは全世界の人権を推進するプロスポーツ団体や他組織が行っていると述べた。「われわれの勇敢で不可欠な行動によって、2020年大統領選でドナルド・トランプを支持しないよう、わずかな有権者でも説得することができるなら、真に重要な何かを成し遂げたことになる」と語った。

NBAの決定は、2017年オールスターゲームをノースカロライナ州シャーロットから移した同様の決定をほうふつとさせる。ノースカロライナ州議会は当時、出生証明書に記された性に一致する洗面所を使うことを住民に義務付けるという名目で、性転換者に手ひどい仕打ちとなる法案を可決した。NBAはこれを受け開催地を変更。ニューオーリンズへ開催地を移すというNBAの勇敢なる決断も奏功し、州議会は方針を転換した。ノースカロライナ州は今や、人々がようやく自分の意志でどの洗面所でも使える州となった。

インディアナ州はマイク・ペンス副大統領の地元だ。ペンス氏は2013年から17年まで州知事を務めた。同氏はインディアナ州をはじめとする各地で人権侵害への関与を繰り返し指摘されているほか、トランプ大統領の後継者になる可能性があるとみられている。

オールスターゲームは盛大かつ多額のお金が動くイベントで、主催都市に大きな経済効果をもたらす。ゲームが開かれる週末には、プレーヤーからファン、ミュージシャン、俳優、企業幹部、売春婦、麻薬ディーラーまでが意気揚々とバスケットボールをたたえるために集結する。

開催地変更はインディアナポリスの経済と国際舞台での威信に打撃となる。バスケットボールは同州で圧倒的人気を誇るうえ、NBAのペイサーズは名の知れた地元チームだ。

一方、中国では唐良智・重慶市長がニュースを聞いて無上の喜びを表明。「米国のスポーツと文化の素晴らしい祝典を主催する初の外国都市となることを誇りに思う」と語った。中国国内に配布するための中国語版の市長声明は、今のところ翻訳用に入手することができない。

NBAは今回の決定について、こうした動きによって得られるかもしれない金銭的恩恵とは無関係だとしている。シルバー氏は北京での記者会見で、「事業あるいはマーケティング上の機会とは何ら関係ない」と述べた。同氏の横にはテンセントホールディングス、アリババグループ、中国石油天然気集団(CNPC)、中国工商銀行(ICBC)の幹部が並んでいた。

 NBAは中国に対してこれまでよりも大きな野心を抱いているかとの質問が出ると、シルバー氏は「もちろんだ」と意気込んだ。「数年で中国の至る所にNBAフランチャイズが広がると想像できる。われわれが思い描いているのは新疆ウイグル自治区、チベット、香港・・・」

 この発言と同時に記者会見は突然中止され、NBA関係者は瞬く間に近くの部屋へ誘導された。後に語られたところでは、部屋では「再教育」の機会が与えられた。

出典:ウォール・ストリート・ジャーナル

(この記事は記者の未来の妄想です

これ本当にありそうだよな。

有名紙でこんな長々と妄想を書いてそれを承認する編集長もどうかと思いますが、苦笑いとともにうなずくことも多い内容です。

 

今後、NBAと中国政府との和解が進むかどうかは分かりません。

 

ただ、私が確信していることは、香港人の人権など、アメリカ人が分かりやすい中国の人権侵害が表立つとき、NBA選手は非難の声を上げるだろうということです。たとえNBAが言ってほしくないと思っていても。

 

逆に言えば、分かりづらい新疆ウイグル自治区でおこなっている、イスラム教徒の少数民族ウイグル人への弾圧問題には声を上げないでしょう。

あくまで、自分たち旧西側諸国と同じ価値観を有する人の人権には敏感だけど、メディアの扱いが小さい、違う価値観の人にはそれほど関心は払わないと思います。

 

今後の米中和解に向けて、表面化している主な利害関係者を並べてみましょう。(細かな関係者はもっと多い)

  • アメリカテレビ局
  • NBA(協会)
  • NBA選手
  • 中国政府
  • 中国のNBAファン

ふむ。

パワーバランスは・・・

・・・

分からん!ww

 

NBA選手には意にそぐわないとき「ストライキ」という伝家の宝刀があります。シルバーが止めても自由発言は止められない。ただ、自分の給料が減ってまでどこまで自由を叫ぶのか?

中国マネー(放映権)がなくなると、NBA選手の年俸は10~20%ダウンするとも言われています。

 

中国ファンの声は強いかどうかも不明です。愛国心とのバランス。

仮に中国で放映禁止でも、違法視聴ができるようなら、NBAを見ながら政府を支持するなんていうダブルスタンダードもありえる。

 

中国共産党は、中国ファンなんていつでも無視できる独裁者です。

 

和解するか否かのポイントは3つ。

  1. モーリーGMが首になる。
  2. モーリーGMとNBA全体は別問題だ、という世論が高まる。
  3. シルバーが中国になんらかの「謝罪」をし、中国の面子を保つ。

1はありえます。ロケッツオーナーは多分激怒していると思うので。

2もありえます。実際そうだし。シルバーだってモーリーに肩入れしているわけじゃない。

3はないでしょう。こちらの記事でも書きましたが、NBAはただのスポーツエンターテイメントじゃありません。「文化」です。私たち世界中のファンはその文化込みで熱狂しているんです。

 

かつての奴隷制度、マーティン・ルーサー・キング牧師の公民権運動から、モハメド・アリの戦争反対表明、アフリカンアメリカンの地位向上運動、白人だけのバスケなど、過去にあったこれらの流れはすべて今のNBAにつながっています。

 

NBAとNBA選手にとって自由と人権は死ぬ思いで(死んだ人もいた)勝ち取ってきたものであり、私たち日本人の想像を超えるものだと思います。

 

だから、文化を守るためにもおいそれと中国に尻尾は振れないんだ。NBAとNBA選手は。

 

もし、簡単にフリフリしたら幻滅するぜ。

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