米国株の配当金の権利確定月は、主に3・6・9・12月。
入金は7月にずれ込んだ銘柄もありましたが、私が保有しているほとんどの米国株から先日配当金の入金がありました。(QQQだけは1・4・7・11月が確定月)
中でも気になるのが※BDC株8銘柄。(※BDC株8銘柄=超絶高配当のサテライト投資戦略銘柄。詳しくは米国BDC株カテゴリーを参照)
さて、アフターコロナ1発目のBDCの配当金は増えたのか、減ったのか?
見てみましょう。
以下、私が保有しているBDC株8銘柄の6月分配当の増減配です。配当率は7月13日時点。
銘柄 | 配当率 | 増減配 | |
1 | FSK | 17.60% | 減配 |
2 | OFS | 15.49% | 減配 |
3 | PSEC | 15.16% | 変わらず |
4 | FDUS | 13.83% | 減配 |
5 | NMFC | 13.39% | 減配 |
6 | ARCC | 11.38% | 変わらず |
7 | GBDC | 10.11% | 減配 |
8 | MAIN | 8.41% | 変わらず |
赤字が「減配」銘柄。元々超リスキーな銘柄たちです。まあ、こんなもんでしょう。
増減配が「変わらず」銘柄はPSEC、ARCC、MAINの3つだけ。
PSECは財務データがBDCの中でもマシで、毎月配当。
MAINは成長性が期待されたのか? こちらも毎月配当。
ARCCは2019年の営業CFはマイナスだったものの、BDC銘柄中、最大の売上高と最大の利益額が「変わらず」の理由かも。
コロナ直後の配当は、BDC8銘柄中5銘柄が減配です。
もしかしすると、9月にまた減配するかも・・・
このあたりがBDCにあまり人気が集まらない理由か・・・
ただ、BDCの凄いところは配当金の「額の多さ」です。つまり減配しても「なお高配当」なんです。
現在BDC銘柄は、私のポートフォリオのたった2割ですが、残り8割含めた全銘柄の配当金額の約半分がBDCで占められていました。
計算すると、税引き後の平均配当率は8.2%、税引き前で平均10%超え。
コロナでボロボロになっても結果を出してくれました。
今回、BDC全体の配当額が多かったので再投資もしやすくなりました。
ETFも買いたいところですが、残念ながらマネックス証券に貯まったドルは住信SBIネット銀行に簡単に送金できない(※)=SBI証券に送金しづらいので、マネックスで買ったBDCのどれかを買うことにします。
※理由はこちら
今回のコロナショックの急落に合わせて※BDC株を8銘柄買いましたが、このとき手持ちでゴッソリと持っていた「住信SBIネット銀行の米ドルを簡単に使うことができずに非常~~に厄介!」でした。(※BDC(Business Development Company=中小企業に融資し、利益の9割以上を配当することで税制優遇を受けられるREITのような会社) 何がどう厄介だったのか?順を追って話していきましょう。 SBI証券ではBDC株が買えない!2019年某日。セミリタイヤを早める施策として考えた、「BDC株サテライト分散戦略」(詳しくはカテゴリー「米国B... 住信SBIネット銀行の米ドルをマネックス証券に送金するのは面倒だ! - 2024年にFIREするぱたるの米国株ブログ |
さて、BDC8銘柄を均等に買うか?
それとも最も株価が下がった銘柄を買うか?
・・・
今回の配当金で私が再投資したのは、
「PSEC」の1銘柄です。
理由は、
・減配しなかった銘柄の中で最も高配当だった。
・財務データも悪くない。
から。
元々ですが、さらに8銘柄の保有割合は均等ではなくなりました。
たまに他のブログなどで、各銘柄を均等割りにしているポートフォリオを見かけます。
実は私も、そういったきれいな数字が並んでいたり、グラフがシンメトリーになっていたりするのが大好きです。
ただ、それにこだわることはリターンに直結するものではないと考えているので、自分の戒めのためにも数字のバランスが崩れることを良しとしてデザインしていくつもりです。
今後、買い増しするのもPSECがメインかと言えばNOです。
それでは、始めにARCCだけ買おうとしていたときの思考と同じなので意味がない。あくまでBDC分散戦略です。
今回、そしてコロナ前からも安定感を見せている銘柄は、
PSEC
ARCC
MAIN
の3つか。
仮に加えるとしたらNMFCあたりかな?
多分上記3~4銘柄をメインに買い増ししていくと思います。
その上で、BDCはポートフォリオ全体の2割に抑える。