雇用統計⇒大幅増なのに米国株が下落、理由は利下げ期待が揺れたから

世界の市況

雇用統計を控えて欧州は全面安

7月5日、第一金曜日の21:30(夏時間)は毎月米国雇用統計の発表があります。

 

日経平均は小幅のプラスで終了。

 

21時現在、欧州は全面安です。

ECB(欧州中央銀行)総裁にラガルドさんが指名されたことを受け、欧州圏債券は利回りが低下している模様。

私がジャギやアミバと呼んでいる「欧州のダメ兄弟」イタリアの国債がまだ利回りがマシだから買われているとか。マジかよ。(他のダメ兄弟はギリシャね)

 

米国6月雇用統計の発表

雇用の予想は+16万人。先月が+7.5万人と2月以来の悪い出来だったから、あまり期待はできないかな。

 

非農業部門雇用者数

21:30

 

まずは非農業部門雇用者数から。

米国の6月非農業部門雇用者変化は22万4000人増加となった。予想は16万人増加。

お~、20万人超えたか、まさかの大幅増。

ぐびんとドル高に。

 

こちらは過去10ヶ月の雇用者数変化。オレンジが結果。

さて、これを見たFOMCメンバーは何を思う?

 

失業率

続いて失業率。

米国の6月失業率は3.7%となった。予想は3.6%。

予想を0.1下回った。依然として低い失業率なので問題なし。

 

こちらは過去の失業率。オレンジが結果。

低水準をキープした。

これを見たFOMCメンバーは何を思う?

 

『PCEコア・デフレーターは依然低水準だ。7:3で利下げするべき』とか言っているメンバーはいそうだな。

 

平均時給

平均時給はどうだ。

米国の6月平均時給は前月比+0.2%、前年比+3.1%となった。予想は前月比+0.3%、前年比+3.2%。

こちらも予想を0.1下回った。平均的なので問題なし。

 

S&P500先物はぐんぐん下がってきた

あれ?

雇用統計発表後、S&P500先物がぐんぐん下がってきたぞ。ダウも。

何でだ? 普通は上がるもんだが。

 

・・・

 

あ、そうか、物価はイマイチとしても、雇用がいいなら利下げ理由が弱まるから、市場はそこを嫌ったんだな。

 

22時の時点で先物は下落基調です。今夜はマイナス開始だな。

 

NY市場オープン

今週は休場もあったので、計3.5日分の最終日です。

 

22:30

 

S&P 500
2,983.05
-12.77(-0.43%)

Dow 30
26,859.03
-106.97(-0.40%)

Nasdaq
8,124.71
-45.53(-0.56%)

やっぱりマイナスの寄り付きか。

 

セクター別

セクター別も見てみよう。

珍しい。金融セクター(XLF)だけプラスで、あとは全面安です。

 

銀行株の大規模な自社株買いで株高になるってニュースでやってたな。これか。

 

HDVトップ20

HDVトップ20も見てみよう。

ウェルズ・ファーゴ(WFC)、USバンコープ(USB)といった金融勢がプラスで他はマイナス。

こういう時に限って、金融株入っていて良かったと思うものだ。

 

OPEC減産ニュースがあったけど、世界的な需要減が見込まれて原油価格は上がりません。56-57ドルをウロウロ。

エクソン君もイマイチな状況に。ま、大きく下げなきゃいいんだけどね。

 

HDVとVYMは-0.4%くらい。

SPYDが-0.8%か。今日は不動産セクターが一番下がっています。そのせいでしょう。

 

6月の雇用統計、米利下げに逆風か

ニュースが入ってきた。今夜の株安の件ですね。

6月の雇用統計、米利下げに逆風か

市場は今月末の米利下げが決まったも同然だとみていたが、6月の雇用統計で就業者数と賃金が堅調に伸び、労働市場の粘り強さが浮き彫りになったことから、米連邦準備制度理事会(FRB)には若干実施しにくくなったようだ。

それでもFRBは低インフレの持続と、貿易セクターが鈍化する可能性に対する「保険」を根拠に、利下げを正当化できそうだ。

ただ今週のクリーブランド地区連銀総裁の発言が示したように、連邦公開市場委員会(FOMC)のタカ派が足元の金融緩和を難しくする可能性がある。

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うん、なるほど。やっぱりか。

 

「低インフレ」はさっき書いたPCEコアの話です。それと冷える前の「保険」か。

 

この結果を受けても7月31日の利下げ圧力が弱まることはないでしょう。

 

次回のFOMC明けて、日本時間8月1日の午前3時頃にFF金利の発表があります。

その時0.25%であれ0.5%であれ利下げしたとして、株高ドル安になるのか分かりません。普通に考えたらそうなりそうですが。

 

過去、今日、そしてFOMC当日までを含めた、様々な文脈があるでしょう。

その文脈を経て、「0.25%下がったけど、○○だから逆に株安ドル高になりました」みたいな結果になる可能性もあります。

 

ただ、その「○○」はあくまで後付だから語れることであり、仮に今聞いても「それホントかよ?」みたいな反応になるんだろうな。

 

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