FOMCメンバー「タカ派・ハト派」変化表[2019年10月]

投資全般

次回FOMCは10月30日

FOMC(Federal Open Market Committee=連邦公開市場委員会)とは、アメリカの政策金利(FF金利)などの金融政策を決定する会合名であり組織名です。

 

次回FOMCの日程はこちら。

FOMC : 10月29日~10月30日
政策金利の発表 : 10月31日 午前3:00(日本時間)
パウエル議長の声明 : 10月31日 午前3:30(日本時間)

 

FOMCメンバーは計10人。

それぞれ考え方の違うタカ派ハト派、そして中立派に分かれており、その時々で強い勢力が金融政策に大きな影響を与えます。

 

タカ派・ハト派は少しずつ変化していく

FOMCメンバー10人には、

タカ派(猛禽類の鷹=金融引き締め派=景気に強気の見通し=金利を上げたい人)

と、

ハト派(平和の鳩=金融緩和派=景気に弱気の見通し=金利を下げたい人)

がいます。

 

また、上記どちらでもない中立派もいますが、その時々の雇用状況やインフレ状況、経済状況により、自分の立場を変えることがあるんです。

 

2019年FOMCメンバー「タカ派・ハト派」志向の変化はあったか?

では、先月9月からメンバーの志向が変わったのか? 見ていきましょう。

こちらは、前回9月の変化表。

 

以下表は、10月28日現在の2019年FOMCメンバー「タカ派・ハト派」一覧表です。右列の前月とは9月までの志向を表しています。(この表は毎月更新予定)

なお変化の基準は、各人の最近の発言内容を運営者ぱたるが判断し、反映しています。赤字が変化した人。

  名前 役職・地区 現在 前月
チャールズ・エバンズ シカゴ ハトS ハトS
ジェームズ・ブラード セントルイス ハトS ハトS
チャールズ・エバンズ シカゴ ハトS ハトS
ラエル・ブレイナード  FRB理事 ハト ハト
ミシェル・ボウマン FRB理事 中立 中立
リチャード・クラリダ FRB副議長 中立 中立
ジェローム・パウエル FRB議長 中立 中立
ジョン・ウィリアムズ ニューヨーク 中立 中立
ランダル・クォールズ FRB副議長 タカ タカ
エリック・ローゼングレン  ボストン タカS タカS
エスター・ジョージ カンザスシティ タカS タカS

※ ハトS=ハト・スーパー:より強いハト派
※ タカS=タカ・スーパー:より強いタカ派
※ 地区名のあとに「○○連邦準備銀行総裁」が正式ですが、記載省略しています。(例:シカゴ連銀総裁)
※ NY以外の連銀総裁は2020年に入れ替わります。

 

志向がタカ派に変化した人は赤字、ハト派に変化した人は青字です。

がしかし、

今月変化した人はいませんでした。

 

変化(不変化)の元になった発言はこちら。(全て拾い上げられていない可能性があります)

チャールズ・エバンズ シカゴ総裁
10/16 「金融安定のリスクは中程度」、「経済データは依然として良好」、「さらなる利下げはインフレの加速を確信させる」
10/8 「弱いISMの指標は良い兆候ではない」、「FFレートは1.75-2.00%の範囲で維持されるのが良い」
10/1 「ドル高は通常、インフレ圧力を抑制する」、「FRBは政策を当面、据え置くべき」

 

ジェームズ・ブラード セントルイス総裁
10/15 「予防的利下げを正当化も」
9/23 「米国の経済は予想よりも大幅に減速するリスクがある」、「現在のデータはさらに25bpの利下げを支持」

 

リチャード・クラリダ FRB副議長
10/18 「米経済は良好だが、明白なリスクに直面」、「FEDは経済の拡大を維持するために適切な役割を果たす」、「今年、企業の投資は著しく減速」、「強い労働市場がインフレに過度の圧力をかけているという証拠はない」、「米国のインフレ率は落ち着いている」

 

ジェローム・パウエル FRB議長
10/8 「労働市場はまだ新規参入者を受け入れる余地がある」、「多くの指標が強い労働市場と賃金の上昇を示している」
10/7 「中央銀行の独立の重要性を強調」
10/4 「我々はもう少しインフレを高くしたい」

 

ジョン・ウィリアムズ ニューヨーク総裁
10/17 「利下げの効果が完全に有効となるには1-2年かかる」、「景気後退から経済を支えるために財政政策を望む」、「金利は低く、利下げの余地は少ない」、「FEDは必要があれば単独で景気後退に対処する適切なツールを持っている」
10/2 「インフレが低すぎると金融政策は複雑となる」、「FEDは依然として平均2%のインフレ達成にコミット」、「米国の経済成長は依然としてトレンドの中にある」

 

エリック・ローゼングレン ボストン総裁
10/11 「経済はリスクに直面するが、消費者支出は強い」、「金融政策はすでに調整されている」
10/4 「現状のサイクルにおいて、労働市場は期待通り」、「製造業が貿易摩擦に影響を受けている」

 

エスター・ジョージ カンザスシティ総裁
10/20 「予防的な緩和政策は金融不安定化を招く恐れがあるとし、追加利下げは必要ない」
10/7 「米経済は低失業率で良い状況に」、「今後も穏やかな成長が続く見通し」

 

う~ん、NY連銀総裁のジョン・ウィリアムズさんはややタカ派寄りだろうか?

この人は上にも下にもぶれやすい人ですが、今回の発言は中立のままとします。

 

2020年FOMCメンバー「タカ派・ハト派」志向の変化はあったか?

次に、来年2020年のFOMCメンバーも見てみましょう。(2019年のメンバーは、NY連銀総裁以外は2020年に下記メンバーと入れ替わります。)

  名前 役職・地区 現在 前回
ニール・カシュカリ ミネアポリス ハトS ハトS
ロバート・カプラン ダラス 中立 中立
パトリック・ハーカー フィラデルフィア タカ タカ
ロレッタ・メスター クリーブランド タカS タカS

こちらも前述同様、志向がタカ派に変化した人は赤字、ハト派に変化した人は青字です。

がしかし、

こちらも今月変化した人はいませんでした。

 

変化(不変化)の元になった発言はこちら。(全て拾い上げられていない可能性があります)

ロバート・カプラン ダラス総裁
10/20 「FRBは本格的な利下げサイクルに入っていない」
10/16 「貿易の緊張は世界中の企業を傷つける」、「消費者は米国経済で一番重要」
10/11 「米経済は強弱まちまち」、「米国の消費者は力強く、成長は2%」、「世界経済の弱さは強まる可能性がある」
10/10 「追加利下げへの判断を保留」

 

パトリック・ハーカー フィラデルフィア総裁
9/27 「金利据え置きが望ましいと考えている。(先週の利下げを支持しなかった人」

 

ロレッタ・メスター クリーブランド総裁
10/4 「今日の雇用統計は非常に良いもの。我々はインフレターゲットの2%に近い」、「経済はかなり順調」

 

ニール・カシュカリ ミネアポリス総裁
10/20 「景気見通しに対するリスクを踏まえると金融政策は幾分緩和的である必要があるとし、一段の利下げを引き続き支持する」
10/10 「米経済は成長するだろうが、目先はリスクに直面」、「金利はおおむねニュートラル付近」
10/8 「FEDはデータと分析に焦点を当てており、政府にではない」
10/7 「利下げ支持。程度は分からない」

 

FOMCメンバーの注目人物、ポイントとは?

私が注目している人、ポイントは以下です。

  • パウエルFRB議長
  • NY連銀ジョン・ウィリアムズ総裁
  • 今の金融情勢と逆の支持者(今は緩和傾向なので、タカ派の人)
  • 志向と逆のときが一番サプライズ

詳しくはこちらを参照ください。

 

10月30日のFOMCは利下げか? 据え置きか?

さて、10月30日のFOMCは利下げか? それとも据え置きか?

 

Fedウォッチ(※)を見てみましょう。(※FF金利先物の値動きによるFF金利予測)

10月28日23:00現在。

 

1.50~1.75%へ利下げ : 94.1%

金利据え置き : 5.9%

 

利下げ観測が9割オーバー。

今回もFOMCメンバー10人中2人くらい反対票が出そうですが、利下げはされるでしょう。

 

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前回のFOMCメンバー「タカ派・ハト派」変化表。

2019年FOMC日程。

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