年金運用が悪化したGPIFをぶっ叩こうとする野党なんか信じるな

老後資金

ー 2018年秋冬利上げショックが「年金」を襲った -

 

・・・

 

私ぱたるは会社員です。

つまり、「厚生年金」の保険料を毎月払っています。

 

その厚生年金を運用しているのが「GPIF」

 

そのGPIFが運用している「金額の半分」がこの冬に襲われました。

襲ったのは「2018年10~12月の米国利上げショック」です。

 

GPIFの今のアセットアロケーションは「株式比率が50%」です。

つまり、この秋冬で運用資産は大きく目減りしたはずなんです。

 

GPIFとは?

GPIFとは、年金積立金管理運用独立行政法人という組織名の略称です。

GPIF=「Government Pension Investment Fund」の意味は「公的年金投資ファンド」とか「政府年金投資ファンド」とかに訳せるかな。

組織の立ち位置は、厚生労働省所管の独立行政法人で、国立がん研究センターなんかと同じ立ち位置です。

 

GPIFは私たちの、

厚生年金

国民年金

の管理、運用を行っています。

 

つまり、「会社員」と「個人事業主」の年金を管理、運用しているわけです。

私は会社員なので、私が月々払っているお金はこの組織が運用しています。

 

運用資産は、アメリカの社会保障年金信託基金に次ぐ世界2位の「165兆6,104億円」

(2018年第2期(7~9月期)現在)

 

日本のGDPの3分の1もある。

ひゅ~、とんでもない額だな。

 

ちなみに、公務員用の共済年金の積立金は扱っていません。

 

GPIF第2期の運用成績

以下図は、GPIF第2期(7~9月期)の運用成績です。

 

収益率 : +3.3%(年率)

収益額 : +71.5兆円(累計)

素晴らしい。ほぼ右肩上がりですね。

平成20年(2008年)のあたりが下がっているのはリーマンショックの影響でしょう。

右側の赤枠で囲ったところが、2018年1月から9月までの成績です。

 

次に、2018年現在のアセットアロケーションを見てみましょう。

 

株式比率が、外国株25%、日本株25%と合計50%。

 

年金という「決して失ってはいけないお金」を運用している割にはリスク資産が多いと言う人もいますね。

 

以下、GPIFのサイトより

基本ポートフォリオの考え方

年金積立金管理運用独立行政法人は「長期的な観点から安全かつ効率的な運用」を行うため、各資産を組み合わせた資産構成割合を「基本ポートフォリオ」として定めています。

具体的には、「安全かつ効率的な運用」を行う観点から、以下のとおり複数の資産を組み合わせて運用を行うこととしています。

(中略)

【GPIFのサイトより引用】

 

なるほど。

「長期的な観点から安全かつ効率的な運用」ね。

この文言について、何も異論反論はありません。

 

では、具体的なアセットアロケーションはこのままでいいのか?

そのあたりを考えてみましょう。

 

GPIFのアセットアロケーションの変更

2018年10~12月の米国利上げショックにより、第3期(10~12月)の成績は散々な結果になるでしょう。

 

運用の結果はまだ出てきていません。発表されるのは2月頃になると思います。

 

しかし、ほぼ間違いなく、第3期は前期から大幅な落ち込みが予想されます。

 

これを受けて、

  • アセットアロケーションは変えるべきなのか?
  • そもそも株式50%のアセットアロケーションは間違いだったのか?

これを問われることになるでしょう。

 

では、GPIFのアセットアロケーションがどう変わっていったのか、年代別の下の表を見てみましょう。

 

GPIF年代別アセットアロケーション。スマホは横向きにすると右側も見られます。

設定年 国内債券 国内株式 外国債券 外国株式 短期資産 合計
2006~2009年 67% 11% 8% 9% 5% 100%
2010~2014年 60% 12% 11% 12% 5% 100%
2014年10月~ 35% 25% 15% 25% - 100%

 

上の行の2006~2009年は国内債券が67%と3分の2を占めています。外国債券を足すと75%と、債券で4分の3。

株式比率は国内外足しても20%と多くありません。

 

真ん中の行の2010~2014年も上の行とあまり変わりませんね。

 

しかし、下の行の2014年10月からはアセットアロケーションが大きく変わっています。

債券の比率が50%、株式の比率も50%と株式比率が大きく増えています。

 

これらの変更は適切だったのか?

 

・・・

 

その前に、日本株と外国株の関係を考えてみます。

 

日本株は米国株に引っぱられる

私の偏見かもしれませんが、日本株の特徴として、

  • 米国株の相場に大きく影響される
  • 外国人投資家による短期売買の市場

このような特徴があると思っています。

 

つまり、日本株も米国株と同じと思えばいいってことね。

ちょっと強引すぎるかな。

 

これを踏まえて(踏まえるのか?)、GPIFのアセットアロケーションの決定と、米国株相場の相関があるかもしれないので見てみましょう。

 

以下は、2006年頃から現在までのS&P500のチャートです。

 

左の赤の楕円は2008~2009年リーマンショックのあたり。

この頃のGPIFは債券が75%でした。軟調相場では守りのアセットアロケーションだったわけです。

 

次に青の縦棒を見てください。

このラインは2014年10月で、株式50%のアセットアロケーションに変わった時です。

「完全に」上昇相場になってから、株式比率を高めたわけですね。

 

青の横棒は、リーマンショック前の最高値です。

つまり、このラインは上値抵抗線(レジスタンスライン)だったわけです。

 

テクニカルに読むなら、2013年5月ごろの時点で、

「よっしゃ、抵抗線超えたで。こっからは上昇相場じゃ。せやな~・・・株式50%でいったれー!」

とすぐ動いてもいいんでしょうが、そこは超巨額資産を預かるGPIF。

丸1年待ってからアセットアロケーションを変えてきました。

 

ぱたるはGPIFを支持するよ

さて、これらを踏まえて、最初の問いをもう一度確認します。

 

  • アセットアロケーションは変えるべきなのか?
  • そもそも株式50%のアセットアロケーションは間違いだったのか?

 

これでしたね。

 

私ぱたるの意見は、

 

アセットアロケーションは変えるべきなのか?

⇒ 株式比率は少し落としたほうがいいが、20%まで落とす必要はない。

 

そもそも株式50%のアセットアロケーションは間違いだったのか?

⇒ 間違ってない。あの時はあれがベストアンサーだった。

 

と考えています。

 

今後アセットアロケーションを変えるとして、比率で言うと、

株式 : 35%

債券 : 65%

こんなもんかな。

 

だけど、今のまま50:50でもいいです。

何でいいかと言うと、ダメっていう理由がないもん!

 

どっかの誰かは訳知り顔で、

「ここからリセッション来るよ~ 株式比率落とさなきゃ~」

なんて言うかも。

 

常識的なことは誰でも言えます。

なぜって簡単だし、楽だし、責任逃れできるし。

 

私は、GPIFの今までの実績や過程は信頼できるし、公表の仕方にも、国民に対して真摯に向き合っていると感じています。

だから、今後のポートフォリオがよほどひどいものにならない限り、私はGPIFを支持します。

 

けど、マスコミは嬉しそうにGPIFを叩くんだろうな~。2月に発表される予定の、落ちた運用成績を受けて。

 

それと、落ちた運用成績を「メシウマ」として食い付く野党の顔も目に浮かびます。

立憲民主党

国民民主党

日本共産党

これら野党の、「あの人」とか「アイツ」とか「彼女」とかの、内心嬉しいクセに怒ったフリをしている顔が浮かびます。

 

彼らは、

「政府は国民の年金不安を悪化させた!」とか、

「厚労省の大臣は辞任すべきだ!」とか、

何も代替案が無いくせに、あっても国内債券比率を高めようだの、ナンセンスなことしか言わないでしょう。

 

マスコミも一部を除いて「メシウマ」に飛びつくんだろうな。

 

まだそうなると決まってないのに腹が立つよ(笑)

 

代替案がないクセに叩く野党

金融リテラシーの無い野党とマスコミ

ベターな選択肢かどうかより、感情を優先させる報道

この絵を想像するとね(笑)

 

野党やマスコミもそうだけど、それら報道を見て「そうだよね~ 怖いよね~」とか言ってる国民もね。

感情より理屈で物事考えてくれよ。

 

・・・

 

ただ、私は別に盲目的にGPIFを信じてはいません。

だって盲目的に信じるって考えることを止めてるだけだから。

 

もし、今後GPIFが何かやらかしたら批判はします。

 

だけど、今はGPIFを支持します。

 

・・・

 

今後、社会保険料は増大し続けます。

 

移民が増えないなら、消費税は早く15%くらいにする必要があります。

 

それも難しいならGPIFを見守ってやろうよ。

 

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