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HDVからAT&Tが消えた HDV入れ替え銘柄2018年9月

2019年8月までいた2位のAT&Tが9月に消えた

HDVは頻繁に組入銘柄を入れ替えることで有名です。(有名なのか?)

 

入れ替え割合は年に計6割ほど。(3、6、9、12月に入れ替えられる)

 

つまり全75銘柄中、45銘柄は毎年入れ替わっている計算です。

 

過去記事でもその旨紹介しています。

ETFリーグではダメな選手(銘柄)はトレードされる「ETFリーグ」には、若手をじっくり育てるチームがあれば、フリーエージェントで有名選手を連れてくるチームもあります。 成績が芳しくない選手は当然トレードの対象になります。それが群雄が割拠している「ETFリーグ」のルールです。 HDVはすぐに選手(銘柄)の首を切るチームそんな多くの猛者が集まるETFリーグでも異彩を放っているのがチーム「HDV」正式名称は「iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF」 HDVはどんどん選手(銘柄)を入れ替えることで有名です。「そこ...
HDV銘柄入れ替えの基準、その真実を探る!前編 - 2024年にFIREするぱたるの米国株ブログ

しかし、上記記事でも検証した結果、入れ替わっている銘柄の多くは大勢に影響しない、組入比率の低い「モブ銘柄」ばかりでした。

実際に、上位20位が全体の8割を占めており、その上位20位の入れ替え率は10%ほどです。

つまり、重要な銘柄はそれほど多く入れ替えられていないわけです。

 

しかし、2018年9月、組入順位2位で、組入比率7.56%の「AT&T」が消えました。

 

ちなみに2011年の設定日以来、ほとんど1~2位をキープしていました。(2015年に一度消えて復活している)

 

こちらは2018年の「AT&T」組入順位表

2018年 組入順位
1月 2位
2月 1位
3月 2位
4月 2位
5月 2位
6月 2位
7月 2位
8月 2位
9月 圏外
10月
11月
12月

 

 

ウィリアムズが20位にランクイン

下の表の左側が2018年8月、右側が9月の上位20銘柄。

 

8月組入銘柄 9月組入銘柄
1 EXXON MOBIL CORP EXXON MOBIL CORP
2 AT&T INC JOHNSON & JOHNSON
3 VERIZON COMMUNICATIONS INC VERIZON COMMUNICATIONS INC
4 JOHNSON & JOHNSON CHEVRON CORP
5 PFIZER INC PFIZER INC
6 CHEVRON CORP PROCTER & GAMBLE
7 PROCTER & GAMBLE CISCO SYSTEMS INC
8 CISCO SYSTEMS INC COCA-COLA
9 COCA-COLA MERCK & CO INC
10 PEPSICO INC PEPSICO INC
11 MERCK & CO INC ALTRIA GROUP INC
12 ALTRIA GROUP INC 3M
13 3M MCDONALDS CORP
14 MCDONALDS CORP SCHLUMBERGER NV
15 BRISTOL MYERS SQUIBB BRISTOL MYERS SQUIBB
16 DUKE ENERGY CORP DUKE ENERGY CORP
17 ELI LILLY UNITED PARCEL SERVICE INC CLASS B
18 UNITED PARCEL SERVICE INC CLASS B ELI LILLY
19 SCHLUMBERGER NV DOMINION ENERGY INC
20 DOMINION ENERGY INC WILLIAMS INC

 

2位のAT&Tが消え、8月に圏外だったウィリアムズが20位にランクイン。

 

ウィリアムズは天然ガスなど、エネルギーインフラの会社です。

直近の配当率は4.92%。過去1年の株価騰落率は-8.7%。配当率はいいですが、株価はそれほどよくありません。

20位なので、組入比率が1.18%と低く、他に大物はランクインしていません。

なので、AT&Tの穴埋めを他が少しずつ割合を増やしている状況です。

 

9月はAT&Tの他にも7銘柄が除外

AT&Tの他にも7銘柄、計8銘柄が除外されました。

 

除外された8銘柄で、AT&Tの次に組入比率が高いブロードコムで比率1.54%。

最も比率が低いのがアバングリッドの0.06%です。

残りの銘柄も、すべて比率1%未満なので、大勢に影響はないでしょう。

 

まとめ

過去記事でも言いましたが、HDVの場合、除外理由も組入理由も不明です。

なので、AT&Tが消えた理由もわかりません。

 

しかし、コミュニケーションセクター入りしたことを考えても、12月あたりに復活する可能性は十分あると思います。

 

仮に復活しなくても、AT&Tの穴埋めは他の株が補ってくれるのが、個別株と違ってETFのいいところです。

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