私の投資スタイルは基本的に順張りです。
逆張りで成功できるのは、一部の天才投資家だけだと思っています。
個別株や為替など「上がるか下がるかよく分からないもの」は順張りをしないと痛い目を見ます。
もちろん『そんなことないよ』っていう人もいるでしょうが、私は基本的にそう思っています。
なので、逆張りをするときは、大負け覚悟で張るわけです。
あくまで「基本的には」ね。
そう、今言っているのはあくまで投資全体の話をした場合で、基本的に順張り=トレンドに沿って売買をするのがいいと思います。
しかし、私がポートフォリオのメインにしている米国ETFは全く別物だと思っており、普段はガンガン逆張りで買っています。
なぜなら、向こう10年、20年は「○○ショック」が何回来ても都度それを乗り越えて、米国株価指数は上昇していくと思っているからです。
それを踏まえると大人しく順張りするより、○○ショックまでいかないまでも、「プチショック」で急落したときに、逆張りで買っていくほうが含み益が増えて、賢いやり方だと考えています。
じゃあ、常に逆張りで買えるかと言えば、そんなことはありません。
下は2017年のHDVのチャートです。(ぱたるはHDVホルダーなので)
一般的な指標のS&P500は、これよりやや右肩上がりなだけで大きく違いませんので、参考になるかと思います。
2017年は比較的堅調に株価が推移しましたね。
なので、チャートを見ても、はっきりと逆張りできそうな大きな下落が少ないです。
(5月と7月の2回くらいか)
こういった相場の時に、「下がるまで待つ」というのも1つの戦術ですが、私は機会損失のデメリットが大きいと思っているので、せいぜい1~3ヶ月で下がらなければ買いを入れます。
つまり、いつも逆張りで買えるわけではないんです。
私は、時に1~3ヶ月待ってから買いを入れることがありますが、一銘柄につき大体、年間8~16回くらい買っています。
例えば、2018年にHDVは14回約定しました。
これは、毎月一定期間で買っていたわけではなく、2日連続で買っている日もあったので、間隔はバラバラ、口数もバラバラです。
基本的に逆張りを狙いましたが、順張りでも買っています。
つまり、ドルコスト平均法で買っておらず、「順張り・逆張り混在法」で買っていたわけです。
では、私の買い方である「順張り・逆張り混在法」は現実にうまくいっているのか?
2018年の実際に買った場合と、もしドルコスト平均法で買っていたらどう違っていたのか、検証してみましょう。
下は2018年のHDVの年間チャートです。
青丸が私が実際に買った日(近い日に別に買っている場合は、丸印は1つにまとめています)
緑四角は毎月1日に買っていたと想定した場合(ドルコスト平均法を想定)
まず、一番左の青丸。最高値で買っている!(泣)
この時は、1月9日から最高値の1月26日まで5回も買っている!(後からデータ見てびっくり!)
NISA用で買ったわけですが、数ヶ月に分けて買うべきでしたね。
見事に「ザ・高値掴み」の典型例でした。
あまりに見事すぎて、恥ずかしさより胸を張りたい気分です(←アホです)
その後はどうだろう?
・・・
うん、ほぼドルコス君に勝ってるな。
10月と12月なんてドルコス君に任せてたら高値掴みするところだったか。
まあ、運の要素もありますが。
でも、2017年も下がっていた7月にしっかりと買えていたし、やっぱりこの買い方って良いんだ!
【結論】米国ETFは「順張り・逆張り混在法」で買え!
だね。