配車サービスのリフトのIPO価格がまもなく決定、筆頭株主の楽天は3540億円をゲット!?

もうすぐリフトのIPO価格決定

配車サービスのリフトのIPO(新規公開株)が迫ってきました。

日程は以下。

28日(木) IPO価格の決定(NASDAQクローズ後5時以降)

29日(金) IPO予定(NASDAQ)

 

以上が日程ですが、ここに来て投資需要が非常に高まっているようです。

 

以下、ブルームバーグの記事より

リフト、需要旺盛でIPOの仮条件引き上げ-最大22億ドル規模に27日の届け出によると、仮条件70-72ドルで3100万株を対象とし、IPO規模は最大22億ドル(約2430億円)となる。従来の仮条件は62-68ドルだった。IPO価格が72ドルに決定された場合、制限株式やグリーンシューオプションも含め、リフトの企業価値は約247億ドルと評価されたことになる。 リフト株への旺盛な需要は米国でのIPOの回復を示唆し、今後実施が予想される同業の米ウーバー・テクノロジーズなどテクノロジー企業のIPOも投資家に好意的に受け入れられる可能性が出てきた。

出典:ブルームバーグ

仮条件の最低ラインが62ドルから70ドルと、8ドルも上がっています。

1株70ドルだとすると、21億ドルの調達になるようです。

うーん、楽しみだ。

筆頭株主の楽天は3540億円をゲット!?

リフトの筆頭株主は楽天で13.05%を保有。

単純にリフトの企業価値が247億ドルとすると、32.2億ドル=約3540億円。

 

皮算用になるか? 数年後さらにステップアップしているか? まだ分かりませんね。

 

28日の楽天の株価

28日の楽天の終値をチェックしてみよう。

どれどれ~?

・・・

-1.53%

ありゃ? マイナスか。

 

日経平均は-1.61%

米国株の下げを受けての下げだと思いますが、楽天も近い数字ですね。

市場は、リフトが良さげだろうと影響は小さいと思ってるってことか。

 

悪材料もあるのかな。

 

リフトには不安もある

ロイター記事で不安点を挙げていますね。

1日にナスダックへの上場を申請したリフトの幹部は、IPO時に企業価値が最大250億ドルに達すると期待している。これは直近の資金調達での評価額を70%弱上回る。確かにリフトは大きな市場で急速に成長しているが、直面する課題もまた多い。

(中略)

経営規模がずっと大きいウーバーが過去数年間次々にスキャンダルに見舞われ、それがリフトにとって積極攻勢を仕掛ける大きな要素となり、結果として運転手や利用客の増加につなげることができた。

もっともウーバーの経営は立ち直ってきており、この面で今後リフトが成長するのは容易ではないかもしれない。実際ここ数四半期の利用客の伸びは鈍化している。

またリフトは予約手数料における自社の取り分を27%まで高めてきたとはいえ、運転手がより高い報酬を、利用客が料金引き下げをそれぞれ求めれば、そうした水準は維持が困難になるだろう。リフトの黒字化は一筋縄ではいかないだろうし、まして250億ドル近い企業価値を正当化するような収益力を構築するのは、はるかに難しい。最も明白な対応策は、自動化によって運転手の報酬を減らすことだ。リフトの株式8%を持つゼネラル・モーターズ(GM)(GM.N)の自動運転子会社クルーズの幹部は、自動化を通じて市場規模を拡大しながら、1マイル当たりの乗客輸送コストを最大80%減らせるとみている。しかしこの目標を何社もの伝統的な自動車メーカーやハイテク企業、そして新興企業が追い求めている。その中でリフトが先頭に位置するという保証はない。さらに日々の運転に由来するさまざまな特性がもたらす障害を、安全に克服することがいかに大変であるかも証明されつつある。

出典:ロイター

う~ん、なるほど。

先行している最大手のウーバーも4月にIPOの手続きに入るようですが、リフトはライバルのウーバーがちょっと石につまづいている間にIPOを仕掛けたわけです。

 

投資家も、配車サービス=物珍しいIPOということで「今だけ」人気が出ているのかもしれません。

ドライバーの確保も大変そうだし、中小零細企業も参入しやすいサービスみたいだから収益を上げるのは難しいのかな。

 

リフトはソフトバンクのアリババにはなれない?

今回の楽天のリフト投資は、かつてのソフトバンクのアリババ投資を思い出します。

孫さんはかつてアリババに20億円投資し、今の保有評価額は5兆円以上になるとか。2500倍ですね。

 

楽天の三木谷さんは堅実な印象があります。

TBSとの経営統合失敗の時も、ホリエモンの印象が強かったせいか、ソフトランディングで終結し、三木谷さんには「乗っ取り屋」のイメージがありません。(私だけかもしれないが)

 

楽天市場が世界的に見て伸びないことを悟ると、金融に力を入れていき、英語の公用化を始めました。

 

今、楽天社員の外国人比率はどんどん高まっているようです。

しかし、世界から見たら楽天を知っている人は極々僅かでしょう。

 

なので、サッカーのナンバーワンチーム「FCバルセロナ」と、バスケットボールのナンバーワンチーム「ゴールデンステート・ウォリアーズ」との大型スポンサー契約を結びました。

 

金融で利益を貯める

人材を集める

知名度を上げる

世界で稼ぐ布石を打っていく

 

今回のリフトを含めて、三木谷さんの頭には大きな世界戦略があり、「碁」の石を置いていくように、一手ずつ勝ちに向かっている気がします。まさに布石のように。

 

リフトはアリババになれないかもしれませんが、61歳の孫さんに対して三木谷さんは54歳とまだ若い。(2019年3月現在)

楽天が、三木谷さんがどこに行くのかたまにチェックしてみます。

 

※7:30追記 以下ニュースが入りました。

29日上場の米リフト、公開価格72ドルに 22億ドル調達
29日に米ナスダック市場に上場する配車サービス大手リフトの公開価格が仮条件上限の72ドルに決まったと、事情に詳しい関係者が明らかにした。これにより、新規株式公開(IPO)による調達額は22億ドルに上った。

 

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