NASDAQ100に投資するならCFDがおすすめ
QQQも買ったけどCFDのほうがいい!
私のメイン銘柄は、高配当のHDVとPFFで、ポートフォリオの7割以上を占めています。今後もメイン=コア投資は同じです。
しかし、サブ=サテライト投資として、グロース株(成長株)の流れに乗るべく、少し前にNASDAQ100指数のETF、パワーシェアーズQQQを買いました。
最近は、多少上下しているとはいえ、NASDAQ100指数は現在、米国ETF市場で強い存在感を放っています。個別株を除くと、今最も勢いがあるETFの1つと言っていいでしょう。
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そんな時、よく考えてみると、投資信託はもちろん、ETFよりも「圧倒的」にCFDが使いやすいことに気付いたんです。
私は、2010年ごろにDMM.com証券のCFDを行っていましたが、当時は、CFDは値動きが鈍い「つまらないもの」といった印象でした。(当時のメイン投資はFX)
なので、最近まで、CFDは検討する価値がないものとして、勝手に決めつけていました。
それがまさか、自分の足元に最高の友が体育座りして佇んでいたなんて。
自分のまつ毛は見えないとはよく言ったものです。
CFDの何がそんなにいいのか?
CFDのメリットはたくさんあります。
ランニングコストはゼロ。売買手数料がほぼゼロとか、レバレッジも1倍から10倍(※)まで選べるなど、メリットは多いです。(※GMOクリック証券の株価指数はレバレッジ10倍まで、他は商品により変わる)
これだけでもCFDはかなりおすすめです。
ただ、現在(2018年9月)、最も気に入っているのが、「ドル高」だからETFや投資信託を買いたくない状況で、「行き場のない待機資金(円資金)」を投入できることなんです!
「ふーん、それってそんな凄いこと?」
という反応かもしれませんね。
将来の累計投資額が、数十万、数百万円くらいならそれほど為替を気にする必要はありません。
しかし、仮に1000万円をドル転したとき、
1ドル110円 ⇒ 90909ドル
1ドル120円 ⇒ 83333ドル
110円でドル転できると、差額の7575ドルも多くドルをゲットできます。5000万円なら37875ドルの差額。仮に120円のときに円換算すると454万円です。
経費率や、信託報酬の0.1%の違いを気にするよりはるかに重要です。
私は、今後、日本人の投資の本流になりそうなのは「投資信託」だと思っています。
しかし、私自身は投資信託に大金を投入しません。その理由の1つが、安いレートで手に入れたドルでの決済ができないことです。
投資信託に関しては他にも理由がありますが、本稿の主旨とずれるため、それはまたの機会にお伝えします。
CFDは売却時の為替レートが適用される
2018年9月26日現在、ドル円は113円を突破してドル高が続いています。
さて、先ほども言いましたが、「ドル高」の状況で、「行き場のない待機資金(円資金)」を投入できるのがCFDのメリットだと説明しました。
CFDは差金決済取引と言いまして、売り買いした差額のみを決済する仕組みです。
GMOクリック証券のNASDAQ100指数に近い値動きをする「米国NQ100」の価格は現在7630ドルほどです。
仮に近い将来、7630ドルから7730と、100ドル上がったとします。7630ドルで1ロット(枚)買っていれば、
(7730ー7630)×113円=11,300円の儲けになります。
つまり、ポジション発生時と決済時の価格の差額に為替をかけて損益を出す計算です。
わかりづらいですかね?
じゃあ、仮に、ETFや投資信託で同じように買ったとき、価格の変動だけでなく、為替の変動もあったらどうでしょう?
ETFや投資信託は現物買いになりますが、ドル安で買って、ドル高で売らないと、せっかく価格(株価)が上がっても利益がマイナスになることがあるんです。
以下表は、CFD・ETF・投資信託で比較していますが、CFDはレバレッジが10倍までかけられるため、投資金額は10分の1に設定しています。
為替 | 110円で買い | 120円で売り | 100円で売り |
価格 | 7,600ドル | 7,700ドル | 7,700ドル |
CFD | 83,600円 | 12,000円 | 10,000円 |
ETF | 836,000円 | 88,000円 | -66,000円 |
投資信託 | 836,000円 | 88,000円 | -66,000円 |
ETFや投資信託は1ドル110円で買い、100円のときに売ると、せっかく価格が100ドル上がっているのに円ベースでの利益がマイナスになっています。
しかし、CFDの場合、価格さえ上がれば、「為替がいくらになろうと必ず利益が出るんです」
CFDならGMOクリック証券が圧倒的におすすめ。
S&P500・NYダウ・NASDAQ100をはじめ、アマゾン・アップルなどの個別株も豊富。
NASDAQ100先物は大元から派生した商品
私がCFDで利用している業者はGMOクリック証券です。
GMOクリック証券の「米国NQ100(※1)」という商品は、NASDAQ100先物(※2)を参照した商品で、NASDAQ100指数と近しいものです。
今回の話の主役が「米国NQ100」です。
(※1 CFD商品は、各証券会社によって名前も商品構成も違います)
(※2 NASDAQ100先物は、アメリカのシカゴ・マーカンタイル取引所の金融先物取引所で扱っている株価指数商品の1つです)
この時点で、先物取引を知らない人や興味の無い人、先物=怪しいもの、と思っている人にはアレルギー反応が出ているかもしれません(笑)
前項でも「ロット(枚)」など、知らない人にとっては謎の単語も飛び交っています。
たしかにわかりやすくはありません。
「NASDAQ100指数が本物で、米国NQ100はニセモノ!? う~ん、よくわかんない!」
と、思う人もいるかもしれませんが、NASDAQ100先物はNASDAQ100指数から派生(デリバティブ)した商品なので、大元はNASDAQ100指数です。
つまり、
NASDAQ100指数(大元の指数)
↓
NASDAQ100先物(いろいろ便利だから大元から生まれた)
↓
GMOクリック証券の米国NQ100(NASDAQ100先物のままだと80万円くらいの資金がないとできないから、連動させた「いい感じ」の商品にGMOが作り変えた)
このような流れの中、今回おすすめしているのが「GMOクリック証券の米国NQ100」になるわけです。
なぜ、派生商品が生まれたのか? これはNASDAQ指数に限った話ではありませんが、語ると長くなるのでまた別の機会に話しましょう。
NASDAQ100は羽根の生えた暴れ馬
王道の指数である、S&P500やダウ平均株価と比べると、NASDAQ100はぐんぐん伸びているとはいえ、その分王道よりもアップダウンが激しいのが特徴です。
王道指数、成長指数の過去記事はこちら
このような性質の商品は絶対に「指値」で買うのが向いているんです。
つまり、少し下がってまた上がるところを狙う「押し目買い」です。
押し目買いは投資信託ではできません。できるのはCFDかETF。
しかし、ETFは手数料が高いですし、暴れ馬の価格がダウンしたときに、CFDなら「空売り(ショートポジション)」から入って、価格が下がれば下がるほど儲けることもできるので機動力も優れているんです。
しかも、初期費用はもちろん、経費率などランニングコストもゼロです。
まとめ
2018年3月ごろのドル安の時に、待機資金の6分の1程度しかドルを仕込めず、その後ドル高に向かって行くのを眺めながら、「この余った金をどこに使ったらいいんだ?」と指をしゃぶっていました。
その後、割と早くCFDの良さを再確認できたのはラッキーでした。
世界ではCFDの取引量はかなり多いらしいですが、日本ではFXが圧倒的に人気があり、ブログの数を見てもCFDは人気がありません。
しかし、原油やとうもろこしといった、「コテコテのCFD」ではなく、近年人気が急上昇している米国の株価指数のCFDならば、必ず人気に火が付くと確信しています。
私のように、コア投資をETFや投資信託で行い、サテライト投資では米国株価指数CFDでハイリターンを狙うのはいかがでしょうか?
ただし、投資初心者にはレバレッジCFDはおすすめしていませんので念のため。
詳しくは過去記事より