2018年1月からスタートしたつみたてNISA。
金融庁のお墨付きにより、厳選された投資信託から選べるのが「つみたてNISA」です。
大きく分けると、
このように分かれています。合計152本。(2018年7月20日現在)
アクティブファンドは全体の11%ほど。少ないですね。アクティブファンドはイマイチなのでしょうか? その辺を探っていきたいと思います。
その前に、現状の整理から。
今年3月時点でのつみたてNISAの口座数は、全国で合計60万弱の模様。ひと月あたり20万口座。それから4ヶ月ほど経っていますので、100万口座突破したかもしれませんね。
そうと仮定して、現在の労働人口からNISAができない未成年を引くと、大体「1.5%」ほどの人がつみたてNISAを利用している計算です。200人中3人ですね。
年代は、20~40代が全体の3分の2。
積立額は、半分以上の人が月額2万円以上積み立てているようです。
年間の投資上限は40万円なので、月額最大で33,300円の積立が可能ですが、月額1万円以下の人も多い模様。
つみたてNISAの利用者は1.5%。まだまだ少ないですね。
「興味はあるけどやってない」という理由は、「ファンドの数が多くて選べない」とか、「内容を吟味するために調べるのがメンドクサイ」などが挙げられると思います。
金融庁の目線では、コスト面や運用年数などを元に、厳選された投資信託から利用者が選びやすいように「道筋」を作ってくれたのですが、全体で152本はまだ数が多い印象です。
有名な実験で、「6種類のジャムと、24種類のジャムなら6種類のほうがよく売れた」という話がありますが、正にその状態でしょう。
では、現実に買われている投資信託は何なのか? 以下、ネット専業大手3社の2018年7月のトップ10をお伝えします。
以下、SBI証券 つみたてNISA 7月のランキング
1位 ひふみプラス
2位 日経225インデックス
3位 ニッセイ外国株式インデックス
1位はひふみ。2位はてっきりニッセイ外国株式かと思ってましたが、日経225が2位。
以下、楽天証券 つみたてNISA 7月のランキング
1位 ひふみプラス
2位 楽天・全米株式インデックス
3位 ニッセイ外国株式インデックス
ひふみは楽天でも1位。2位は「楽天」の冠がついた通称「楽天VTI」。3位は根強い人気のニッセイ外国株式。これは、「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year」の2014~2016年まで3年連続1位でした。
以下、マネックス証券 つみたてNISA 7月のランキング
1位 ひふみプラス
2位 eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
3位 楽天・全世界株式インデックス
ひふみはマネックスでも1位。これでオール1位を独占しました。2位は現在「コスト最安」のeMAXIS Slim 先進国株式。3位には「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2017」で見事1位になった、通称「楽天VT」がランクイン。
(※8/21にニッセイ外国株式インデックスの信託報酬もeMAXIS Slim 先進国株式インデックスに並びます)
それにしてもインデックス人気が全盛のときに、アクティブファンドの「ひふみの強さ」は圧倒的です。私もいつも見ているわけではないですが、1位じゃないときを覚えていません。
しかも、「ひふみ投信」という直販の投信(内容同じ)もあり、そちら経由でつみたてNISAをやっている人もいるはずなので、数が分散されるのにそれでも1位とはアッパレです。
ひふみがオール1位なのは素晴らしいですが、他の多くの投資信託も、各社銘柄がかぶっています。同じネット専業証券なので客層も同じということか。
3社のランキングをまとめると、
このような特徴でした。
全つみたてNISAの中でアクティブファンドの割合は11%。
ランキングに1銘柄しか入ってないのは当然の結果なんでしょうか?
アクティブファンドはインデックスを超えられないという「噂」は本当なのか?
他16本のアクティブファンドはトータルリターンが悪いのか?
そのあたりをチェックしてみます。
近年、日本にある何千種類もの投資信託のほとんどが、実は「ダメ商品」であり、その中に多くのアクティブファンドが含まれていたことが、金融庁の資料や、ネットの情報により白日の下にさらされました。
金融庁の資料で、「導入直前! つみたてNISAの制度説明」という資料によると、
【既存のすべての投資信託】
①既存の投資信託の大半は、長期の積立・分散投資による資産形成に不向き。
②短期的な運用のもの(信託期間20年未満のものが全体の約8割)
・手数料の高いもの(販売手数料の平均2.5%)
・毎月分配型のもの(売れ筋商品の約9割)
・レバレッジをかけたもの(日経225の2~3倍の値動き) 等は、つみたてNISAの対象から除外。
こちらは、つみたてNISAの導入直前、平成29年9月10日に作成されたようです。書かれた方は、金融庁総務企画局政策課 金融税制調整官 今井利友さんという方。
資料はこちら 導入直前! 「つみたてNISA」の制度説明 – 金融庁
上記のような、アクティブファンドを含んだ投資信託が評価を落とす中、「相対的に」低コストのインデックスファンドが認められてきたことも、インデックス人気の理由だと思います。
以下、つみたてNISAで認定された17のアクティブファンド一覧です。投資地域や資産クラスで並んでいます。
地域 | 資産クラス | ファンド |
国内型 | 株式 | コモンズ30ファンド |
大和住銀DC国内株式ファンド | ||
年金積立 Jグロース | ||
ニッセイ日本株ファンド | ||
ひふみ投信 | ||
ひふみプラス | ||
株式及び公社債 | 結い 2101 | |
海外型 | 株式 | EXE-i グローバル中小型株式ファンド |
セゾン資産形成の達人ファンド | ||
フィデリティ・欧州株・ファンド | ||
株式及び公社債 | セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド | |
ハッピーエイジング20 | ||
ハッピーエイジング30 | ||
ハッピーエイジング40 | ||
世界経済インデックスファンド | ||
株式及びREIT | フィデリティ・米国優良株・ファンド | |
株式、公社債及びREIT | のむラップ・ファンド(積極型) |
国内型と海外型で半々くらい。
アクティブファンドの噂やイメージ、「信託報酬が高いからダメに決まっている」などの考えはいったん脇に置いて、上記17のファンドから「単純に過去の成績がいいもの」を並べ替えします。
下の表は「5年のトータルリターン」で並べ替えした表です。1位の「ひふみプラスは」5年リターンが21.07%なので、1年あたり4.21%のリターンがあったということです。
ファンド | 3年リターン | 5年リターン | 純資産 |
ひふみプラス | 14.62% | 21.07% | 6211億円 |
ひふみ投信 | 14.48% | 20.9% | 1436億円 |
年金積立 Jグロース | 6.84% | 14.72% | 243億円 |
セゾン資産形成の達人ファンド | 7.30% | 14.22% | 659億円 |
フィデリティ・米国優良株・ファンド | 2.92% | 13.00% | 206億円 |
コモンズ30ファンド | 8.27% | 12.59% | 145億円 |
フィデリティ・欧州株・ファンド | 6.24% | 12.45% | 192億円 |
EXE-i グローバル中小型株式ファンド | 5.65% | 11.57% | 56億円 |
大和住銀DC国内株式ファンド | 3.58% | 10.27% | 136億円 |
ニッセイ日本株ファンド | 2.33% | 10.01% | 846億円 |
ハッピーエイジング20 | 3.57% | 9.83% | 105億円 |
のむラップ・ファンド(積極型) | 2.06% | 8.44% | 246億円 |
ハッピーエイジング30 | 2.74% | 8.30% | 128億円 |
結い2101 | 5.08% | 7.41% | 372億円 |
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド | 1.75% | 7.15% | 1653億円 |
ハッピーエイジング40 | 2.52% | 6.44% | 154億円 |
世界経済インデックスファンド | 1.72% | 6.32% | 581億円 |
つみたてNISAラインナップのアクティブファンドで、「5年のトータルリターンが高い上位3位」は以下のファンドです。
以上が上位3位。(正確にはひふみ投信が2位ですが、プラスと同一とみなします)
どうでしょうか? 「まあ順当だろ」と思う方もいれば、「ひふみ以外知らん」という方もいるかもしれませんね。
こちらのチャートは、【5年】のトータルリターン比較。
ひふみプラスが頭一つ上回っています。
年金積立 Jグロースとセゾン資産形成の達人ファンドは同じくらいか。3つとも、一番下黄色のTOPIXより上回っています。
こちらは、【1年】のトータルリターン。
青:ひふみプラス
赤:年金積立 Jグロース
緑:セゾン資産形成の達人ファンド
黄:TOPIX
中盤にかけて、Jグロースがひふみに肉薄しますが、後半で失速します。
セゾンはTOPIXと同じくらいの成績ですが、2018年6月から8月現在にかけて大きく伸びており、Jグロースを追い抜いています。
こちらは、【6ヶ月】のトータルリターン。
7月あたりからひふみが大きく下落。JグロースとTOPIXは似たような動きながら、セゾンがひとり気を吐いてひふみを追い抜いています。
前項ではTOPIXとの比較でしたが印象はどうでしょう?
「ひふみがいいのは知ってたけど、他の2つも意外に悪くないじゃん」と思いませんか?
「多くのアクティブファンドは運用期間が長くなればなるほどインデックスファンドに負ける」
よくこのように見聞きしたと思います。しかし、良いアクティブファンドも一部あるということでしょう。
下の表は年毎のトータルリターンの比較で、先ほどのTOPIXの替わりに「S&P500」を入れています。
トータルリターン | 年率1年 | 年率3年 | 年率5年 | 年率10年 |
ひふみ | 19.25% | 14.62% | 21.07% | – |
Jグロース | 14.18% | 6.84% | 14.72% | 6.96% |
セゾン投資の達人 | 14.29% | 7.30% | 14.22% | 10.39% |
S&P500 | 16.19% | 12.47% | 13.07% | 10.61% |
ひふみは2008年10月からファンド運用が開始されたので、ぎりぎりで10年経っていません。
一番リターンが高いのが赤色、二番目に高いのが青色です。
ひふみがぶっちぎりの1位ですが、Jグロースとセゾンもなかなかです。
では、改めて「アクティブファンドのビッグスリー」の詳細を紹介します。
(信託報酬は小数点第3位を四捨五入)
信託報酬 1.06%
純資産 1445.2億円
組入銘柄数 228
国内株式 87%
海外株式 10%
現金 3%
順位 | 銘柄 | 国 | 業種/セクター | 組入比率 |
1 | AMAZON.COM INC | 米国 | その他海外株 | 2.10% |
2 | コスモス薬品 | 日本 | 小売業 | 2.00% |
3 | VISA INC-CLASS A | 米国 | その他海外株 | 1.90% |
4 | MICROSOFT CORP | 米国 | その他海外株 | 1.90% |
5 | 協和エクシオ | 日本 | 建設業 | 1.80% |
6 | 光通信 | 日本 | 情報・通信業 | 1.70% |
7 | 東京センチュリー | 日本 | その他金融業 | 1.70% |
8 | ネットワンシステムズ | 日本 | 情報・通信業 | 1.60% |
9 | ガンホー・オンライン・エンターテイメント | 日本 | 情報・通信業 | 1.50% |
10 | ショーボンドホールディングス | 日本 | 建設業 | 1.50% |
あの、アマゾンとVISAの間に、「九州を中心としたドラッグストア」のコスモス薬品が挟まれているのがなんとも言えず、背中がゾクゾクするような迫力を生み出しています。
直販のひふみ投信では、「資産形成応援団」という制度により、長期保有すると信託報酬が以下に下がります。
保有期間5年~10年 ⇒0.86%
保有期間10年~ ⇒0.66%
10年以上保有すると劇的に下がります。
「セコイ下がり方」のウェルスナビとは大違い。
過去記事 ウェルスナビをやめた理由
数百万円から数千万円以上投資する気があるなら、「プラス」のほうでなく、直販がいいかもしれません。
ちなみにiDeCo(イデコ)のひふみ年金の信託報酬は0.82%
ひふみは、財務指標や株価指標など目に見える部分だけでなく、企業訪問などから、経営方針や戦略など目に見えない部分も調査・分析を行うと謳っています。
純資産が増えるにしたがって、かつてのように、中小のグロース(成長)株ばかり買うことはできなくなっています。その影響がアマゾンやVISAなど米国株の購入に至っているのだと思いますが、私はそれでいいと考えています。
2018年7月は他の優良インデックスと比べて大きく成績を落としました。こういうときは積立とは別に、安くスポット購入できるチャンスです。
ひふみ投信 ★★★★☆
ひふみプラス ★★★★☆
どちらも星4つ。投信のほうは、保有期間が長いと信託報酬が下がるのがメリット。プラスのほうも、純資産額に応じて、信託報酬が1~2%ほど少しずつ減っていく制度があり、各証券会社経由で利用できる便利さから、こちらも星4つとしました。
信託報酬 0.89%
純資産 209.3億円
組入銘柄数 202
国内株式 98%
その他 2%
順位 | 銘柄 | 国 | 業種/セクター | 組入比率 |
1 | キーエンス | 日本 | 電気機器 | 3.03% |
2 | ソニー | 日本 | 電気機器 | 2.66% |
3 | マクロミル | 日本 | 情報・通信 | 2.39% |
4 | 日本電産 | 日本 | 電気機器 | 2.34% |
5 | 朝日インテック | 日本 | 精密機器 | 2.27% |
6 | ニトリホールディングス | 日本 | 小売 | 2.12% |
7 | スズキ | 日本 | 輸送用機器 | 2.10% |
8 | 信越化学工業 | 日本 | 化学 | 1.94% |
9 | 伊藤忠商事 | 日本 | 卸売 | 1.92% |
10 | リログループ | 日本 | サービス業 | 1.78% |
従業員の年収が1600万円超で、「年収ランキングダントツ1位」の座を誇るキーエンス。営業利益率がなんと50%超え!!
アメリカだったら、「50%超えか~、スゴイね~」くらいの感覚で、どこかで「そんな企業はアメリカにならあるだろう」くらいに思いますが、これが、労働生産性が先進国の中でで、ずーーーぅっと最下位の日本の企業とは!
キーエンスは経団連に入ってませんが、経団連は生産性が高いなんて聞かないな~。むしろ低かったような。キーエンスは名より実のエクセレントカンパニーです。
マーケティングリサーチの会社です。2017年に東証一部に上場したばかり。(その前はマザーズ)知ってはいますが特に有名ではないですね。
「マクロミルのモニタサイト」というアンケートBtoCサイトを運営しています。アンケートには例えば、
600人に聞いてみた!「バナナはおやつに入りますか?」とか、
1000人に聞いてみた! 「私のお国自慢~群馬県~」などがあります。
きっと質の高いユーザーを抽出する仕組みがあって、質の高いフィードバックを企業に提案できるんだろうなー。
ネットでは探せないビジネススキームを持っているのが強みの企業なのかもしれませんね。
朝日インテックは東証二部の企業。私は「年金積立 Jグロース」を調べなかったら一生知らなかったかもしれない企業です(笑)
しかし、カテーテルのガイドワイヤで国内シェア68%! 売上の55%を海外が占め、医療機器の最大市場であるアメリカでは30%以上も業績が伸びているとか。うーん、素晴らしいですね。
ファンド設立は2001年。目論見書によると、「年金積立 Jグロース」(愛称:つみたてJグロース)は、
と、謳っています。
企業訪問などを行って企業を調査し、時価総額にはこだわらず、「朝日インテック」など個性的な銘柄も組み入れています。
ほとんどの期間、TOPIXを上回る成績を上げているので、たしかなアクティブファンドと言っていいでしょう。
年金積立 Jグロース ★★★☆☆
星は3つ。0.89%というアクティブファンドの中では低い信託報酬に好感が持てます。18年の長期間結果を出しているのも見事です。
しかし、ひふみと比べると信託報酬の差を加味してもひとつ分下がるかな。
信託報酬 1.35%
組入銘柄数 多数(確認できず)
米国株式 44%
欧州株式 26.9%
新興国株式 14.5%
日本株式 12.5%
その他地域株式 2.1%
組入銘柄上位10位 不明
セゾン資産形成の達人ファンドは、「ファンド・オブ・ファンズ」という投資手法により管理、運用されています。
「ファンド・オブ・ファンズ」とは、株などを直接買わず、「複数の投資信託を買って運用」する手法です。
この手法のメリットは、分散投資によるリスク分散がありますが、信託報酬が2重にかかり、投資家のコストが結果的に高くなるデメリットがあります。
以下、6社がファンドの委託会社(運用会社)です。(2018年8月時点)
う~ん、バンガードしか聞いたことはありません。それもそのはず、多くの会社は「適格機関投資家限定」の会社であり、ファンドを束ねる会社がセゾン投信株式会社だから利用できる会社というわけです。
セゾン資産形成の達人ファンドをつみたてNISAで買い付けできるのは「セゾン投信株式会社による直販」と「ゆうちょダイレクト」の証券口座だけです。
ちなみに、iDeCo(イデコ)なら楽天証券で、セゾン投信以下2銘柄の積立ができます。
「適格機関投資家限定」の、正に「プロ中のプロ」が集まり、それを束ねて高収益を目指すのがセゾン投信の「セゾン資産形成の達人ファンド」です。
ファンドの運用開始は2007年3月。11年以上の長期に渡り、TOPIXを超える成績を上げ、最近下落しているひふみを追い抜く勢いがあります。
しかし、「ファンド・オブ・ファンズ」を採用している故か、1.35%の信託報酬はやや高い。
セゾン資産形成の達人ファンド ★★☆☆☆
星は2つです。やはり、信託報酬の高さが気になります。収益性が悪いときも関係なく信託報酬はかかり続けます。もしコストが1%未満であれば、実績からいってもオススメできますね。
以上、成績のいい3ファンドを紹介しましたがいかがでしょうか?
トータルリターンは「しょせん過去の数字」です。
しかし、ほぼ10年以上のたしかな実績を残していることは紛れもない事実。
この10年、上記を含めた多くの危機を経て、純資産は増加し、安定した利回りを上げています。
今回の「ビッグスリー」は、一定層から支持を得ているようですし、「インデックス至上主義」に楔を打ち込み、今後も存在感を増しそうです。
【結論】つみたてNISAに「良い」アクティブファンドならモチロン「あり」です!
私は「一応」インデックス投資家です。
しかし、ガチガチのインデックス派でなく、かなりユルユルです(笑)
そもそも、私の一押し銘柄は米国ETFのHDVですが、HDVは見方によっては「アクティブファンド」と言ってもいい内容です。
まあ、アクティブファンドの要素が入ったインデックスファンドというか、スマートベータ・インデックスというか・・・
モーニングスター配当フォーカス指数というものを元にしていて、エコノミック・モート(事業の強み)やデフォルト懸念スコア(財務安全性)というものが銘柄選定の判断材料になっていますが、内容がよくわかりません。やはり、HDVはアクティブファンドなのか。
・・・ ・・・
いや、まいったな~ 私はインデックス投資家ということになっていて、ブログの看板にも「インデックスファンド」って掲げてるんだけど・・・「インデックスファンド」をやめて書き直すか?
よし、次回からちょっとカッコよく改名すっか~
・・・ ・・・
「アクティブ・ファンダー」
ぱたるの30代・40代にオススメしたいお金の話
ダメだ単純すぎる、インデックスなくなってるし。
・・・ ・・・
「アクデックス・ファンド」
ぱたるの30代・40代にオススメしたいお金の話
足せばいいってもんじゃないよな。
・・・ ・・・
ネオ・インディクスティング・アクティビティ・ファンディスト
ぱたるの30代・40代にオススメしたいお金の話
よし これだな、略してNIAF・・・
あ ・・・ コホン ・・・ 失礼しました。 ・・・
HDVのアクティブっぷりは、また別の機会で紹介するとして、つみたてNISAのアクティブファンドに話を戻します。
今回、日本にある良いアクティブファンドを探っていく中で発見できましたが、外国株、特に米国株の投資家には「年金積立 Jグロース」をオススメします。
理由は、「為替の変動リスク」を軽減するため。
積み上げた投資資産を「自分に都合のいいタイミングで現金化する」にあたり、問題になるのが、
などがあります。
しかし、外国株の場合、最もリスクがあるのが「為替の変動リスク」なんです。
例えば、以下楽天VTIを例にすると、
ファンド : 楽天VTI
投資総額 : 円で800万円(20年間つみたてNISAの最大額を積立)
平均為替レート : 100円
このような状態で、現金化したくなったときにドル円が90円だと、800万円は720万と、80万円も減ってしまうんです。
まあ、実際は、利回りを低めに見積もっても3%はあるでしょうから、単純に複利計算すると、
投資額:800万円 ⇒ 1080万円 に増えます。
しかし、管理画面で1080万円に見えていたものが、もしドル円相場が90円に急落すると972万円と、100万円近く資産が目減りしてしまうのです。
「Jグロース」はすべてが日本株なので「円建て」になります。なので、ポートフォリオに組み込んでおけば、為替の変動リスクを軽減してくれるのです。
ひふみも最近では組込銘柄の上位は米国株ですが、依然として日本株も多いので、Jグロース同様、為替変動の対策になります。
ポートフォリオのメインはなんだかんだ言っても米国株をオススメしますが、例えば、10%「ひふみ」、5%「Jグロース」を組み込むなんてのはいかが?
特に、「ホントは日本株買いたいんだけど、TOPIXとか日経225とかイマイチだし、期待してるのにJPX400なんかダメダメだ!」なんていう人にオススメです!
※2019年8月追記 おすすめと言っておきながら「年金積立 Jグロース」をまだ買ってない。うーん、その後TOPIX並みにイマイチな感じです。
今後もたまにチェックしていきます。