米コアCPIは予想超えたが、それでも利下げを押し止める文脈の一行にはならんか

世界の市況

FOMC議事要旨だと7ハト:3タカくらいの割合だろうか

前回6月のFOMC議事要旨の発表がありました。

 

FOMC議事要旨:利下げ論拠強まったと多数判断-下方リスクで

米連邦準備制度理事会(FRB)が10日公表した連邦公開市場委員会(FOMC)会合(6月18、19日)の議事要旨で、米経済の見通しを巡る不確実性や下振れリスクが顕著に高まり、利下げの論拠が強まったと金融当局者らが判断したことが分かった。

議事要旨には「こうした最近の展開が持続し、景気見通しへの重しとなり続けると分かった場合、追加の金融政策緩和が近い将来に正当化されると多くが判断した」と記された。

また「幾人か」はリスク管理の点から見て、近い将来の利下げが正当化されると指摘。利下げにより「将来起こり得る景気へのショックを和らげるのを助ける可能性がある」ためだと説明した。

この日午前中には、パウエルFRB議長が議会で証言。貿易戦争が企業の投資を軟化させている上にインフレも弱いままで、米経済の下方リスクが長期化しているとの認識を示した。早ければ今月のFOMC会合で、利下げに踏み切る構えである可能性が示唆された。

インフレに対する懸念は議事要旨でも際立っていた。議事要旨によれば、インフレリスクが下方向に傾いただけでなく、インフレ期待の指標も「委員会の2%というインフレ目標と一致する水準をやや下回る可能性がある」と多くの当局者は指摘した。

ただ金融当局者全員が近い将来の利下げを支持したわけではない。「幾人か」は、リスクは高まったとしつつも、さらなる緩和策を支持するには見通しの一段の悪化を目にする必要があると指摘した。

さらに、「一部の参加者は、フェデラルファンド(FF)金利の適切な軌道について、従来の想定よりも平たんになると判断しているものの、利下げに動く強い論拠はまだ見られないと判断していることを示唆した」と記された。

出典:ブルームバーグ

 

ハトタカ割合はどのくらいかな?

7ハト : 3タカ

そんなもんだろうか?

 

以前も言いましたが、利下げであれ、金利据え置きであれ、過去数ヶ月や1年前からの各指標の推移や様々な情勢=文脈があり、その文脈から紡ぎ出される物語によって金利の動向は決定されると思います。

 

特に春頃からパウエル議長が強調していたのは「物価目標2%へのこだわり」です。

 

そういう意味では、過去数ヶ月に渡るPCEコア・デフレーターの推移はあまりよくありません。先月末発表では前年比+1.6%でした。

 

11日21:30発表のコアCPI(消費者物価指数)も注目です。

 

※コア=食品とエネルギー除く

 

PCEコア・デフレータとコアCPIの違い

似ているがちょっと違うPCEコア・デフレータとコアCPI。

 

違いは、

コアCPI ⇒ 毎月12日前後に前月分を発表。PCEコア・デフレータより数値が「高め」に出やすい。

PCEコア・デフレータ ⇒ 毎月月末に前月分を発表。発表は遅いがより正確で、FRBはこちらを重視している。

 

 

米国6月コアCPI(消費者物価指数)の発表

米国6月コアCPI(消費者物価指数)の発表です。

 

21:30

 

米国6月コアCPI(消費者物価指数)は前月比+0.3%、前年比+2.1%となった。予想は前月比+0.2%、前年比+2.0%。

予想を0.1上回った。

 

為替は金利据え置きを意識して20銭のドル高へ。

S&P500先物は逆に嫌気して下落。

 

過去1年のコアCPI。

 

 

う~ん、文脈的に、「大勢変わらず」といったところかな。

7ハト : 3タカ

のままって感じ。勘だけど。

 

NY市場オープン

今日の寄付きは読めないな。マイナス発進もあるぞ。

 

22:30

オープン

 

S&P 500
3,000.18
+7.11(+0.24%)

Dow 30
26,965.67
+105.47(+0.39%)

Nasdaq
8,218.89
+16.36(+0.20%)

お、小幅のプラスか。

もしかして3指数過去最高値いっちゃう?

 

利下げ後のシナリオ

さて、米コアCPIは予想超えましたが、それでも利下げを押し止める文脈の一行にはならないかもしれません。

 

7月に利下げをしたとして、将来のパラレルワールドも見通せる神様がいたら、上から眺めてこう言うでしょう。

 

利下げ(ナイスタイミング!) ⇒ 「フォッフォッフォ~、FRBめ、ナイス判断よの~。12月に下げてたら2020年はまるまる経済が停滞しとったわい」

 

利下げ(不要だった) ⇒ 「あちゃ~! 最初は良かったけど、プチバブルがはじけて、避難先のB級国のソブリン債が暴発したよ。」

 

金利据え置き(正解) ⇒ 「うむ、それでよいのじゃ。ちなみに、利下げは10月がグッド。12月まで引っぱるとトランプ”関税”砲が火を噴くからな」

 

 

みたいなことは、後からどれか1つだけ判明します。

いや、細かく言えば選択肢はまだあるな。

 

いずれにしても現実の裏側(パラレルワールド)は見られません。

 

ポジティブであれ、ネガティブであれ、アナリストやその他から入る情報に必要以上に振り回されてはいけません。

先が見通せないときこそ、堅実に積み立てていくことが大切だと思います。

 

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