アメリカ人のコロナ感染者が増え続けています。
死亡率はヨーロッパより低いものの、感染者数は世界トップ。
人口が多いのも理由の1つでしょうが、同じく人口が多いインドとインドネシアの感染者はそれぞれ1600人足らずです。パキスタン、ブラジルも人口は多いけど数千人ほど。
アメリカのコロナ収束への視界は・・・
まだ見通せない・・・
さて、経済の中心であるアメリカがこのような状態の中で、「適切な投資判断」とは一体何なのでしょうか?
今の市場では、優良国債や金など一部の低中リスク資産への買いは徐々に戻っているものの、大多数の投資家が株を中心とした高リスク資産を売りまくっています。
じゃあ自分はどうするか?
買い?
売り?
何もしない?
・・・
どこにも正解は転がっていませんが、おおよそのストーリーが見えれば成否も見えてきます。
上記3つの選択肢の、ある失敗例を上げてみましょう。
「買いだ!」
⇒ 実は死にかけの個別株で、ナンピン地獄にはまっている。
はたまた、
「売りだ!」
⇒ 当初描いた長期投資のプランはどこへやら。安値売り&高値買いの典型的な負け投資家。
他には、
「何もしない!」
⇒ ドルコスト平均法やめるの? 安値でも買っておかないとリターンが激減するよ。
・・・
上記は一例です。
これをそっくり成功例のストーリーに書き換えることもできます。
つまり正解なんてない。
『結局のところ、買い?売り?何もしない?どれなのさ?』
もう一度言いますが、どこにも正解は転がっていません。
・・・
ただ、ぼんやりと見えていることがあります。
それは、「どうやら株式投資家の6~8割くらいは、なんだかんだで負けるものらしい」ということ。
よく本やネットで言われていますよね。正確な割合は不明ですが。
つまり、「大多数の投資家の動きをトレースすれば負けやすくなる」わけです。だって多くの投資家が負けるわけだから。
例
『みんなが買っている!』 ⇒ 『よし!オレも買う(熱狂)』 ⇒ 負けやすい。
『みんなが売っている!』 ⇒ 『アワワ!オレも売る(恐怖)』 ⇒ 負けやすい。
このように。
しかし、負けにくくする道が2つあります。
「大多数の投資家の動きをトレースすれば負けやすくなる」わけですから、逆をすればいいわけです。
つまり1つ目の道は、みんなが買っているときは慎重に買ったり、買い控えたり、逆に売ったりし、みんなが売っているときは大胆に買ったり、数量を増やして買ったりすればいいわけです。
もうひとつの道は、「市場平均を狙い、かつ、ドルコスト平均法で買い進める」こと。
これは、多少の上下がありながらも、長期では年数%ずつ株高になる恩恵をただ受けるだけというシンプルな方法です。
1つ目の道は、マイノリティを受け入れる勇気と、適宜フットワークの軽さが必要です。
2つ目の道は、強い信念と根気、楽観論、達観論が必要です。
株式投資はFXと違ってプラスサムゲーム。
理論上は皆に恩恵があるはず。
しかし現実は違います。
6~8割の株式投資家が負けてくれているおかげで、残り2~4割の投資家のリターンが上がっています。
これは、1つ目の道のマイノリティ投資家は強くこの恩恵を受け、2つ目の道の平均投資家もそれなりに恩恵を受けます。
つまり成功した株式投資家は、負けた人の屍をまたいで進んでいるわけです。
・・・
① 負け組投資家
② マイノリティ投資家
③ 平均投資家
さて、あなたはどの投資家ですか?
そして、どの投資家になりたいですか?
私は②と③を組み合わせて勝ちたい。
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