3月29日のプレスリリース発表によると、DMM.com証
券が2019年4月8日(月)より、米国株を287銘柄追加するようです。
現在の、個別株197銘柄 + ETF24銘柄 + 287銘柄 =508銘柄になります。
増えるのはいいことですが、DMM株は一体何を目指しているんだろう?
2018年11月9日より開始したDMMの米国株。
ひそかに、毎月のように十数銘柄追加されています。
しかし、銘柄はこれといって特徴がない有名銘柄のラインナップ。
アマゾンとかアップルとか。
妙にNASDAQ銘柄が多かったり、ETFが少なかったりで、「一体誰に向けたサービスなの?」と疑問が湧くが答えは見つからず。
SBIに勝とうとしているように見えないし、ワンタップバイを意識している感じもない。
SBI
楽天
マネックス
の大手ネット3社とは売買手数料の体系が同じです。
1取引ごとに取引代金の0.45%(税込み0.486%)
最低手数料が5ドル(税込み5.4ドル)
上限手数料が20ドル(税込み21.6ドル)
これですね。
しかし、為替手数料は大手は1ドルあたり25銭ですが、DMMはなんと50銭!
2倍です。
手数料に対して1%のポイントが付くようですが、1000ポイント貯まらないと使えません。
1000ポイント貯めるには取引手数料10万円分必要。
1回5ドル=約500円として、10万円 ÷ 500円 = 200回 ⇒ 取引200回しないと1000ポイント貯められない!
一体これは何なんだ?
※追記 2019年7月22日より、ネット大手3社の最低手数料は0ドルになりました!
上場しそうにないサントリーなどは置いといて、日本におけるユニコーン企業(未上場で時価総額10億ドル以上)と言えばDMM.com。
メルカリ上場後は「最後のビッグネーム」と言われています。
DMM.comグループは、アダルトビデオで圧倒的なワイドモート(経済的な堀)を築き、そこで稼いだ利益を使って多角路線を進めています。
FX
動画配信
同人誌
英会話
3Dプリンタ
など。
私の印象なので間違っているかもしれませんが、DMMは、良さげな事業だと思ってからサービス開始までが恐ろしく早く、内容は常にユーザー目線、基本的にトップシェアを取りに行くが、負けると思ったときの撤退もとにかく早い。
こんな印象。
DMM.comグループの創業者であり、会長兼CEO亀山敬司さんのことは以前からチラ見してきました。
何で?って言われると何でか分かりませんが、やはりスピード経営とかユーザー指向の姿勢に共感したんだと思います。
特にDMMFXは約10年前のサービス開始から利用していて、昔は雇用統計でもあまり滑らなかったので、とても稼がせてもらったのも好印象です。
DMM.comグループは、DMM.com本体か、子会社の上場をするのではと噂されています。
上場が決まればかなりの注目が集まるでしょう。
私はDMMグループに好印象を持っていますが、DMM株は早期撤退もあるんじゃないかな。2年後とかに。
私の単なる勘なので大いに外れる可能性がありますが。
米国株は毎月のように銘柄数を増やしているので、そこはいい。
だけど、ちっともユーザー目線とは思えない。
メインは日本株かもしれませんが、特に日本株の売買でもDMMがいいという話は入ってこない。(ランキングサイトでも10位前後にいた)
過去に撤退した事業は、
家事代行サービス
仮想通貨マイニング事業
仮想通貨取引アプリ「cointap(コインタップ)」のリリース中止など。
他にも細々したのがあったと思います。
結果的にランキングが低くても、やる気が感じられたらいいんですが、DMM株にはあまりやる気が感じられません。
サクソバンクとかにもいいサービスを提供してもらいたいですが、DMMには個人的に頑張ってもらいたいな。
DMMの米国株もちょっとマシなところもあります。
注文の有効期限が”SBI”より長いことです。
マネックス証券 90日
楽天証券 90日(2018年11月9日より)
DMM.com証券 30日
SBI証券 15日
え?
ほんとにちょっとだけだって?
ほんとですね。
亀山会長!
サービスの向上を期待してます!