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「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2019」に投票しました

昨年に続いて2回目の投票

毎年11月に投票を受け付けている、「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2019」に投票しました。

 

今回は、私が選んだファンドの紹介と、ランキング予想をしてみましょう。

 

「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year」って何?

このアワードの趣旨はタイトル通り、投資信託について書いているブロガーに、自分がおすすめしたい投資信託(ETFも可)をWEB上で投票してもらい、その合計点でその年のランキングを決めよう、というコンセプトです。

 

こちらによると、2007年にrennyさんという方が自身のブログでこじんまりと始めたアワードが、現在大きな広がりを見せてきたとか。

2019年現在は、イーノ・ジュンイチさんというブロガーがこのアワードの委員長の後任に就任されたようです。

 

なので、役所や金融機関ではなく、あくまでブロガーが主導しているイベントです。

「ブロガーが、ブロガーによる、ブロガーと投信投資家のためのイベント」と言えるかな。

 

どうやってランキングを決めるの?

以下、こちらに記載されている投票条件です。

投票資格
“投信ブロガー”であること。2019年9月30日までにブログを開始していること。
投信ブロガーか否かの判断は、投票後に該当のブログを運営委員会が参照することで行います。

対象となる投資信託
2019年10月31日までに設定された投資信託(ETF含む)。
海外籍ETFについては、日本の証券会社を通じて買付可能なものを対象とします。

投票方法
投票者一人について5ポイントを持ち点とします。この5ポイントを1つから5つまでの投資信託に振り分けて投票してください。

1つの投資信託について1ポイントの整数倍で投票してください。5ポイントを1つのファンドに集中させることもできますし、1ポイントずつ5つの投資信託に分散して投票することもできます。

ポイントの合計が5を超えた場合、その投票者の投票全体が無効になりますので、ご注意ください。

 

上記の方法により、点数の多い順でランキングが決まるのです。

 

2018年のランキングは?

このアワードの2018年の順位はこちら。

 

  1. eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
  2. <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
  3. eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
  4. 楽天・全米株式インデックス・ファンド
  5. eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
  6. セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
  7. バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)
  8. eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
  9. 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
  10. eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)

 

青の先進国と赤の全世界が人気です。それに米国株とバランスファンドが絡んでいる印象かな。7位に唯一のETF VTがランクイン。

日経225やTOPIXはゼロですね。日本全体では人気の日本株も、投資ブロガーという高いリテラシーを持った層に日本株は不人気のようです。

 

1位は「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」ですが、実質の1位は「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」だったかもしれません。理由はこちら。

1月13日に「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018」の結果が発表されました。 「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」は初登場で3位でしたが、「実質1位」だったと思います。そのわけとは? 2018年の結果発表2018年の順位はこちら。 eMAXIS Slim 先進国株式インデックス <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 楽天・全米株式インデックス・ファンド eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) セゾン・バンガード・グローバルバ...
【考察】投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018(みんなオーカン好きね) - 2024年にFIREするぱたるの米国株ブログ

 

ぱたるの「Fund of the Year 2019」ピックはこれだ!

さて、投票するにあたって、ものの見方が二通りあります。

 

1つは「今後自分が新たに買いたい(買い増し含む)、または今後人に勧めたいファンド」か、

もう1つは「単純に2019年にリターンが良かったファンド」かです。

私の投票コンセプトは前者になります。

 

内容は今公開しなくても投票できますが、来年の結果発表までもったいぶるほどの内容じゃないので公開します。

「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2019」に私が投票したファンドは以下です。

コード ファンド名 種類 予想順位 振分点数
0231118A グローバル3倍3分法ファンド(1年決算型) 投資信託 5位 3点
03311187 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 投資信託 4位 1点
2931113C <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド 投資信託 3位 1点

持ち点5点中、1点ずつなら計5ファンド選ぶことができますが、10月、11月と絶不調の「グローバル3倍3分法ファンド」にあえて3点入れました。

残り2ファンドに1点ずつ振り分けたので、計3ファンドに投票しました。

 

「グローバル3倍3分法ファンド」はイロモノじゃない

私の勝手な勘ですが、グローバル3倍3分法ファンドは理論派のベテラン投信投資家には敬遠されている気がします。

理由は、「邪道な感じ」や「リスクが高い」、「先が見通せない」などが上げられる気がします。(あくまで個人の勘です)

だから、どんなに純資産が積み上がろうとも、このアワードで1位になることはないと思います。

 

しかし、私はこのファンドに期待しています。

私のようなファンド投資家は、個別株投資家のように爆益を狙うのが難しい。できることと言えば、せいぜいイマイチなファンドを選ばないことくらいです。今だとロボアドだったり、債券ファンドだったりをメインにしてはダメなわけです。

 

そんな超地味な投資ライフの中で、このファンドは個別株よりリスクが低く、普通のファンド(例えば米国株価指数ファンド)より高リターンが期待できると思っているんです。

 

なので、今の債券安が一服したら大幅に買い増していく予定です。

 

ただ危険もあるのでこちらを参考に。

やはり債券安に弱いグローバル3倍3分法ファンド徐々に株高になってきた今日この頃。 しかし先月の記事でも書きましたが、最近の債券安によりグローバル3倍3分法ファンドは下落か、良くても水平を保つことしかできていません。 こちらは10月のチャート。茶色:グローバル3倍3分法ファンド青:S&P500オレンジ:Slim バランス8資産この1年、あれほど他をぶっちぎっていたG3にも陰りが。 グローバル3倍3分法ファンドは債券200%、株式60%、REIT40%のレバレッジファンドです。せっかく株高になって他のファンドがぐん...
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2019年のランキング予想

次に、来年発表予定の「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2019」のランキングを勝手に予想してみます。

 

  1. eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
  2. eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
  3. <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
  4. eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
  5. グローバル3倍3分法ファンド(1年決算型)
  6. eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
  7. SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド
  8. 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
  9. バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)
  10. 楽天・全米株式インデックス・ファンド

 

こちらで書いたように、今年は「オール・カントリー」が2位以下に大差を付けそうな気がする。昨年の傾向から、投信ブロガーは全世界株が好きなようだ。

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昨年チャンピオンの「Slim 先進国株式」は2位へスライド。

 

「Slim S&P500」と「ニッセイ外国株」は昨年は8位と2位。S&P500人気の高まりと、類似ファンドの中の優位性によりスリムS&P500は順位を上げそう。ニッセイ外国株は上位安定との読みです。

 

「SBI・バンガード・S&P500」は読みづらい。多分7位前後じゃないかな。出たばかりだし。

 

株式の大きな値動きが怖いからすぐ売っちゃうような人におすすめなのが「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」です。

「全世界株式ファンドがスタンダードであり、万人向けのアセットファンドだ」と言っている人もいますが、私は、低コストのバランスファンドこそがスタンダードであり、万人向けのアセットファンドと考えているので、ぜひ中位くらいには食い込んでほしい。

 

投票結果は2020年1月18日(土)に発表されるようです。

 

玄人のバイアス

2019年のアワードがどういう結果になるか分かりません。

 

『投信ブロガーが選んだものなら間違いない!』

と思ってしまう人もいるかもしれませんが、100%正しいとは言えないでしょう。

なぜなら、多数決で決まったものが高リターンを上げるとは限らないからです。

 

2020年、中国経済は落ち込むようです。多分「○○新興国株式インデックス」のようなファンドの人気は低いでしょう。価額も下がるかもしれませんね。

でも、その安いときに買い増していった人のほうが、人気1位の投信を買い続けた人より10年後、高リターンを上げる可能性があるんです。(これはあくまで一例)

 

ブロガーだったり、機関投資家だったり、アナリスト、エコノミスト、○○評論家などの話は参考までに捉えるのが良い距離感だと思います。

あくまで主体は自分。自分の頭で判断、決断しましょう。

 

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