一人暮らしの方や、家族の家計を預かっている方にとって生活費で最もかかるのが家賃。その次が「食費」ではないですか?
「家計をやりくりするために節約しなきゃ・・でも、家賃はそう簡単に下げられない・・だったら食費を見直そう」
と思う方は多いのではないでしょうか。
そんなあなたに強い味方、【業務スーパー】を紹介します。
「業務」と書いているので業者専用と思いがちですが、一般客も買い物OKのスーパーです。
どんなスーパーか知らない人もなんとなく想像できると思いますが、主旨をひとことで言うと、
「安くて便利だからガンガン利用して食費を節約しよう」ってことです。
「何か聞いたことはあるけど、うちの近所にはないから無理だな」
という方。以外に近くにあるかもしれませんよ。
こちらは東京都の地図
見えにくいですが小さい星印と、赤丸の番号で表記されている箇所が東京都の店舗です。全部で72店舗。
港区と中央区にはまだありません。地代家賃が高いところは避けているのでしょうか。
(画像はヤフー地図の引用です。赤丸の番号は任意で表示されているだけで、特別な店舗ではありません)
2018年7月31日時点で、全国に810店舗あり、毎月2~3店舗ずつ増えています。あなたの街の近くにもこっそり出店しているかも。
「以外に店舗が多いのはわかった。けど、安かろう悪かろうじゃないの? 少し安くても悪いんじゃうちはいいかな~」とか、
「マズイものを買って失敗したくない!」
と思う方、そんなことはありません。
たしかにビミョーな商品もありますが、後ほどビミョーな商品をつかまない「コツ」も伝授します。
まずは業務スーパーの4つのメリットを教えます。
一番のメリットは安さ。なんといってもこれです。
業務スーパーに行く理由、行かねばならない理由の多くは安いから。
らくらくライス(国内産)と書いています。いわゆるブレンド米ですね。無洗米なので研がずにすぐ炊けるので便利です。
値段は5kgで1690円、10kgなら3380円。安いですね。ドラッグストアのブレンド米より10%以上安いのではないでしょうか。
こちらは「鶏屋さんのチキンカツ」
冷凍のチキンカツです。値段は1kgで370円! 安いですね~。
料理法は凍ったまま油で3~5分揚げればOKの人気商品。私も試しましたが悪くないです。
500gで87円! これまた安いですね。デュラム小麦のセモリナ粉を使った本物のパスタ。イタリア直輸入です。
これも買ったことがあります。味はごく普通といったところ。硬めにゆでるのをおすすめします。
安い商品はまだまだあります。
食品以外には、ラップや洗剤、ビニール袋、紙コップなどの日用品も、品揃えは多くないですがドラッグストアより安いと思います。つまりスーパーと比較するとさらに安いということです。
すべてではないですが、量が多い商品も多数ラインナップされています。
例えばこちら、冷凍鶏もも肉2kg。
冷凍鶏もも肉が2kgで748円。なんと100gあたり37.4円! ビッグな分金額も安いです。
これも何回か買っています。味は普通です。カレーあたりにガッツリと肉を入れたいときにおすすめ。
ただ、半解凍から小分けにして、使わない分は再度冷凍にする手間が面倒なので頻繁には買っていません。
でました業務用焼きそば1kg!(笑) A4の書類くらい大きいパッケージです。デカイ!
日曜日の昼ご飯はホットプレートを使って焼きそばパーティはいかが? 徳用ウインナーも大盛りにすれば、きっと子供は大喜びするでしょう!
「19円で売っているもやし」を2個くらい使ってもいいですね。4人家族で食べても500円でお釣りがくるかも。ただしソースは付いていないので自分でご用意を。
現代は、夫婦共働きで残業も多い時代ではないでしょうか。
「料理をする時間がない・・・ かといって毎日惣菜や弁当を買って食べたくないし、子供にはできれば手料理を食べさせてあげたい」
という方は多いのでは? そんな方に紹介したいのが時短商品です。
本稿は「節約=お金の節約」を表向きの主旨にしていますが、実は、本当におすすめしたい主旨と商品は「時短できて日持ちする安い商品」なんです。つまり、ひとつひとつを分解すると、
時短 = 自分の時間が増える
日持ちする = 買い物の回数が減らせるので、時間と総額も減る(回数が減ると無駄買いも減る)
安い = 単純に家計の節約になる
ということです。
私はある行動の合理性に疑問を持ったときに、自分の時給を1000円に設定して考えることがあります。
例えば、特売だからと違うスーパーにわざわざ「はしごする」という行動がある場合、往復で15分かかったら自分の時間を250円分消費することになります。
スーパーでそれ以上得できない場合、「はしごする」のは合理性に欠けるわけです。
なので、自分の時間が増やせるというのは私にとって、おそらく皆さんにとっても「有意義な節約」なのではないでしょうか。
それを踏まえて「時短商品」を紹介します。
「時短商品」とは、
このような商品になります。つまり、料理、調理の「時間短縮」に貢献してくれる商品です。
「ぱたるがよく買うトップ5商品」にもそれがあります。特におすすめが以下4つ。
業務スーパーに行ったときは上記のどれかはほぼ買います。特に「冷凍野菜」ですかね。それぞれ紹介します。
こちらは、冷凍ブロッコリー。
適度にカット、軽く湯通しされた冷凍のブロッコリーです。500gで148円。
カットされた個数は25個くらい。1回の料理で5個使えば5回転分。1回あたり税込で32円。スーパーで買うと高いので、いつも買うのは躊躇しちゃうんですよね。ここまで安ければ毎日たっぷり使っても経済的です。
業務スーパーの冷凍野菜はどれも安くておすすめですが、特に冷凍のブロッコリーはおすすめです。
また、ブロッコリーは「野菜の王様」と言ってもいいくらい栄養が豊富で、以下の栄養素が含まれています。
さらに、カロリーや脂質、糖質も低いのでダイエットにも最適ですし、野菜の中ではたんぱく質の含有量が非常に多いため、筋力アップや髪の毛の健康にもいいと言われています。
こちらは、私が作った(チンした)料理例です。
ブロッコリーは凍ったままレンジに放り込み、自動チン。味付けはマヨネーズのみでも美味しいです。
(写真の揚げ物は、1kg370円(!)の「鶏屋さんのチキンカツ」をオーブンレンジで調理)
他のレシピは、ペペロンチーノやカレー、シチューの具材でもGood。
また、「最近野菜不足だな~」っていうときに副菜としてチンして添えてもOK。例えば、
ラーメン + ゆでブロッコリー
そうめん + ゆでブロッコリー
みたいな感じで。
こちらは冷凍サラダチキン。
2ピース入り、220gで178円。
筋トレやダイエットには、低カロリー高たんぱくのサラダチキンで決まり。
値札には「大きめサイズ」と書いていますが、2つで220gなので重さは一般的です。
1ピース税込で96円なので、スーパーやコンビニの半額以下。糖質制限ダイエットでたんぱく質をガンガン摂りたい人に向いています。
1ピースあたりのたんぱく質は25.5g(100gあたりのたんぱく質は23.2gと表示されている)
私はたんぱく質摂取のため、解凍後、袋から出してそのまま食べることが多いです。味は普通。やや塩味が強いかな。
【皿に移したところ】
コンビニで買うサラダチキンは、袋の中に「肉汁(?)」が入っているのですが、この商品は液体がほとんどありません。ただ、そのまま食べるには解凍のひと手間が必要です。
箸で割いてから、もやしと唐辛子の炒め物にして食べましたが、淡白な感じでちょっと合わなかったかも。あ、醤油味じゃなくて味噌味なら良かったかな。
【箸とフォークで割いたところ】
生野菜と合わせるならレタス、煮るならブロッコリー、炒めるならキャベツと相性がいいかも。
こちらは冷凍ほうれん草。
7センチほどにカット、下ゆでされた冷凍のほうれん草です。値段はブロッコリーと同じ500gで148円。
これのいいところは、値段も味もいいんですが、それより「簡単にほぐれる」ところです。
ちょっとだけ使いたいのに、袋の中でごっそり固まっていたら使いづらいですよね? これは、袋の外側から軽く叩くだけでパラパラとほぐれるので、粉をかける感覚で、パラパラと「必要な分だけ」鍋や皿に落とせます。
料理法はたくさんあります。ブロッコリーより使い勝手はいいかもしれませんね。
など。
女子が結婚相手の男子に求めるもので、「高収入・高学歴・高身長」がもてはやされていたのは今は昔の話。
現代は、
以上がトップ5に入っているらしいです。
1番と5番を見てください。本稿の主旨に関係ありそうですよね?
では、「カッコよさと女子力」両方をアピールできる、「彼女を自宅に招いて振舞う手作りイタリアン料理」のレシピを紹介します。
ほうれん草を使った「彼女を自宅に招いて振舞う手作りイタリアン料理」のレシピを紹介します。
材料は以下(金額は税別)
2人分で合計税込423円。(イタリアンハーブだけは業務スーパーで売ってませんでした)
次に作り方。
【他の食料品】
【あればなおいいアイテム】
以上です。(耐熱ボウルがなければ鍋でコンロを使ってもOK)
作り始めてから10分後には美味しいイタリアン料理の完成です。
サバ缶がヘルシー食材なのは敏感な女子は知っています。しかし、臭いが強めなのがネック。そこで、トマトソースとしょうがの効果で臭いを抑えながら、サバのコクとコンソメの味付けで深みがでます。
そして何と言っても欠かせないのが「イタリアンハーブミックス(ハウス食品)」です。これがあるのとないのでは「イタリアン感」が全く違います。
これがあるから彼女は
「こんな簡単に作れて美味しいイタリアンはじめて~♪」
と言ってくれるのです。
ほうれん草は味というより「色のバランス」で大切です。朱色のトマトとアイボリー色のサバだけでは殺風景で「イタリアン感」が出ないんです。
コンソメ、しょうが、ハーブははじめ少なめで、味見しながら足していくと失敗しません。余裕があれば粉チーズをかけるとさらにうまいです。
どうですか? 簡単にできそうでしょ?
それと、彼女にアピールするときはあまり安さは強調しないこと。場合によって場が白けるので。
「なんか賢そう~ なんか手際よさそう♪」
と思わせられたら成功。
もちろん、一人でも家族でも試してみてください。ちなみに、私はご飯と一緒に食べますがいけますよ。
時短料理の最後は冷凍牛豚ひき肉「牛豚合挽ミンチ」を紹介します。
400gで297円。100gあたり74円。これも安いですね。味も全く問題なく美味しいです。
これもほうれん草のメリットと同じで、「パラパラとほぐれやすい」ので使いやすいんです。
料理法も多いです。私がよく使うのは、
このあたり。冷凍のまま使えます。
メリット③で伝えていることと多くは同じです。他には
このあたりもたまに買います。
5食で147円。1食あたり29円。たまに特売で5食100円もやっています。
冷凍のままレンジでチンして、「温うどん」でも「冷ぶっかけ」でもどちらもうまいです。
豚切り落としです。
値段は400gで358円。100gあたり90円。スーパーの食肉売り場より確実に安いです。
こちらもほうれん草同様、あまり肉同士がくっついていないので必要な分だけ料理に使えて便利です。
ただ、一度半解凍する必要があるので、時短ではひき肉に軍配が上がります。
カレーや煮込み系料理なら冷凍のまま使ってOK。
冷凍野菜の多くは中国製です。ここに不安、デメリットと思う方もいるでしょう。
先ほど紹介したブロッコリーやほうれん草、サラダチキンも中国製です。
スマホなどに関しては中国製の製品力はかなり高くなっていますが、食品のブランド力は国産には及びません。
ちなみに豚や牛の冷凍食肉はオーストラリア産やカナダ産でした。鶏はブラジル産と国産。
業務スーパーの運営会社は、東証一部上場企業の株式会社神戸物産という会社です。
業務スーパーのビジネススキームは、商品開発の多くを自社でやり、極力中間業者をカットして、店舗でもダンボールごと陳列しているなどの、無駄を排除することによって安さと品質を維持しているようです。
その神戸物産のホームページに「安全安心の取り組み」について書いてあります。
お客様に安全・安心な商品をお届けするために、原材料の管理から衛生管理まで各工程で商品開発事前審査により設計された基準をクリアしているか、開発段階で工場監査を行っています。また開発時だけでなく発売後も製造工場の視察を行いリスクや問題点がないかを徹底して監査しています。
「安全安心の取り組み」は上記のように書いていますが、判断するのは皆さん次第です。口に入るものですから、私も「絶対大丈夫だから買ってね!」と強く言うのははばかれます。
しかし、私は普段、加工肉や、原材料や添加物の記載不要を許されている弁当や惣菜のほうがはるかに心配であり、食べるにしても月に2~3度にするなど頻度を抑えています。
特に加工肉。日本の大手食品メーカーのハムやベーコンには、肉の次に多い材料で「水あめ」と書いている商品が多くあります。他には「増粘多糖類」など。うーん、ミステリアス(笑)
【大手国産メーカーのハム】
まあ、たまにコンビニのハムサンドも「増粘多糖類入ってんだろうな~」と思いつつパクついているので、実はそこまで気にしていません。なぜなら、適度にバランスを取っていればいいと思っているので。
食に関しては、あまり神経質にならず、かといって知識としては積極的にインプットしながらバランスをとって生活するのがスマートだと思いますがいかがでしょうか?
業務スーパーは安いだけあって、味が微妙なものもあります。(笑) それと、前項の話とも繋がりますが、肉を加工してあるものも業務スーパーに限らず注意してもいいかもしれません。
商品数が多すぎて100分の1も試せてないですが、私が試した中でイマイチだったのは、
「食パン」は値段はたしか60円くらいだったかな。パサパサしているのでイマイチでした。ドラッグストアで70円くらいで柔らかいものが売っていたので今後の商品開発に期待です。
(※追記 パンのパサツキは改善されていました。2018年11月4日)
「鶏肉が多いウインナー」は、これは当たり前というか、やっぱり鶏肉が多いと「モサっとした食感」でパリっとしてないんです。味も鶏くさいというか風味がイマイチでした。
それこそ、食品添加物をもっと使ったほうが美味しくなるのかもしれませんけど。
上記2つ以外で、ビミョーな商品をつかまないコツは、「加工して原形を留めてなく、グラムあたり一番安い肉類」
このあたりですね。
上記の微妙な商品も月に2~3度食べるなら全く問題ないと思います。ただ、毎食だと良くない結果が起きそうな気がします。
それと、醤油やマヨネーズ、ドレッシングなどの液体物も裏面の原材料表示を見て、微妙だったら買い控えてもいいかもしれません。
アメリカに肥満が多いのは主に貧困層のようで、高カロリーの冷凍食品ばかり食べているからという説があるようです。そういった食品は安くて時短調理できるので、忙しい低所得者層はそれを買わざる得ないとか。
映画「スーパーサイズ・ミー」でもマクドナルドのハンバーガーを食べ続けて悲惨なことになった様子が描かれているようです。
業務スーパーにもピザ類のジャンクフードや、お菓子、アイスクリームは多くありますが、バランスを取りつつ、そのような商品を使う場合は頻度を下げて使うのをおすすめします。
その他よく買うおすすめ商品を紹介します。
50枚 380円
安くて使いやすい。ラーメンに乗せたり、卵かけごはんにちぎってまぶしたりするとサイコーです。
80g×3缶 208円
安い! 毎朝パンに挟んで食べています。たんぱく質が豊富!
450g 458円
安い! 癖になるしょっぱさ。お酒のつまみにはもちろん、小腹対策にもOK。ナッツは体にもいい!
今までいろいろな商品を紹介しましたが、最後に、私がよく買うおすすめ商品「トップ5」はこちらです。
冷凍ものは中盤くらいに紹介しました。
上記の商品は飛び抜けて美味しいわけでもなく、飛び抜けて安いわけでもないですが、トータルバランスがいいんです。もちろん「普通に」美味しいですし、安いですよ。
冷凍野菜に関しては飛び抜けて安いといってもいいかな。500gで148円ですから。
あなたが行くお店にもきっとあると思うので、いずれかお試ししてはいかが?
業務スーパーとドラッグストア、スーパーとの違いを点数別に分けてみました。比較して点数が高いと有利ということです。
業務スーパー | ドラッグストア | 普通のスーパー | |
価格 | 3 | 2 | 1 |
生鮮食品の品質 | 2 | 1 | 3 |
食品の品揃え | 2 | 2 | 3 |
日用品の品揃え | 1 | 3 | 2 |
時短商品の品揃え | 3 | 2 | 2 |
味の良さ | 2 | 2 | 3 |
合計 | 13 | 12 | 14 |
生鮮食品ならスーパーの勝ち、日用品+バランスが取れているのはドラッグストア。安さと冷凍食品なら業務スーパーが強みを見せています。
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