ラグビーの対南アフリカ戦は残念でした。
相手のミスが多かったですが、それでも点差で圧倒したのはやはり地力の差があったのか。
さて今回の話は、「マインドスポーツ」と呼び、次回の冬季オリンピックを目指す「競技麻雀」の話です。
現在日本には複数のプロ麻雀団体がありますが、各団体が個別にトーナメント戦などを行うにとどまり、メディアでの扱いはないに等しい状態でした。
何より、麻雀=ギャンブルといった、いかがわしさがあり、オジさんがタバコの煙で充満した室内で夜通し行う不健全なイメージも根強い。
ところが、2018年秋よりテレビ朝日や電通など大手企業をスポンサーにつけ、健全性とエンタメ性を兼ね備え、スポーツのように計7チームで対抗戦を行うプロ麻雀リーグ「Mリーグ」が発足しました。(2019年に1チーム増え、現在は計8チーム)
優勝チームにはなんと賞金5000万円! 将棋と比べても引けを取らない、大規模なリーグが誕生しました。
私は麻雀は好きだけどここ十数年はやってない。
今までの既存の各プロ団体の試合も、たまにYouTubeでチラッと見るくらいでほとんど関心はありませんでした。
ところが、たまたま耳に入ったMリーグを見てみたら、これが面白いんです。
何が面白いかって?
いろいろあります。
Mリーグのシーズンは3つのステージに分かれます。
9月から翌年3月までの8チーム総当りの「レギュラーシーズン」
4月から始まる上位6チームでの「セミファイナル」
その後4月末まで、上位4チームによる「セミファイナル」で優勝を争います。
計7ヶ月間の長いシーズンです。
Mリーグ公認のプロ麻雀5団体に所属している選手=プロ雀士たちは、Mリーグの公平な「ドラフト」によって各チームと契約していきます。(1チーム3~4名)
2018年ドラフトでは、当時全然興味がなかった私には知らない選手ばかり。
唯一知っていたのは俳優の萩原聖人さんくらい。(プロテストに合格したようだ)
萩原さんは、電通がスポンサーの「TEAM RAIDEN / 雷電 」にドラフト1巡目で指名されました。
今年2019年7月も、選ばれてうれし泣きする人や、選ばれず肩を落とす人など、ライブ中継のドラフトがありました。
今期の私は、すでにMリーグの魅力にどっぷりはまっているので予習は十分。
ひなたん(日向藍子プロ)が2019ドラフトで指名されたときは嬉しかった!(サイバーエージェントがスポンサーの渋谷ABEMASの4人目の選手として) 本人も号泣してたね。
Mリーグで一番明るく元気な日向藍子さん
各チームには元々女性雀士もいましたが、2019年よりチームは7チームから8チームと1チーム増え、チームメンバーには必ず女性を含めることがルール化されました。
そもそも前提として、このMリーグはエンタメ性をかなり重視しています。
なので、実績だけは凄いけど見た目がパッとしない50代~60代の人は上位ではドラフトされません。(下位では指された)
上位で指されるのは20代~40代の実力と”華”を兼ね備えた選手たち。
特に女性Mリーガーは美人ぞろいです。しかも雀力はベテラン男性陣にも引けを取ってない。
それどころか、2019年のレギュラーシーズンは女性Mリーガーがトップを取りまくっています。
各プロ団体のタイトルをたくさん持っているのはほとんど男性です。
ただ、それは女性が劣っているからではなく、男女比が圧倒的に男性が多い男性社会だっただけだと思っています。
私の一押し雀士は女流雀士の「二階堂亜樹さん」
二階堂亜樹。ニックネームは「卓上の舞姫」
顔は舞姫で間違いないんだけど、平気で危険牌を切り飛ばす強気の打ち筋や、一転して守りを固める切り替えの早さは並大抵の雀力ではありません。
女流雀士でナンバーワン。麻雀界全体でもトップの打ち手です。
亜樹さんのチームは、テレビ朝日がスポンサーの「EX風林火山」で以下の計3名。
麻雀は4人で打ちますが、上記3名は2018年の「4着回避率」で1位、2位、3位を独占。つまりみんな4着になりづらい力がある。
攻めと守りのバランスがいいチームです。
左側の滝沢さんは、Mリーグ発足前はなかなか勝てず、『自分はドラフトされるわけない』と、唯一、2018ドラフト会議に出席せずにドラフトされた選手です。勝てないどん底から這い上がってきたエピソード知ってから好きになったぞ。
女流雀士は亜樹さんやひなたんもいいんですが、2019年の注目選手は「瑞原明奈さん」です。
こちらが瑞原明奈さん。カワユス。
彼女は、雀暦やプロ経験も少ないのですが、オンライン麻雀「天鳳」で、みかん太のハンドルネームで九段まで昇段した実力者で、「U-NEXT Pirates」の4人目のチーム初の女性メンバーとして2019年シーズンより参入しました。
しかも、参戦するやいなや破竹の2連勝!
勝利者インタビューでもこの笑顔。
かわいすぎる。
ところが、
10月17日自身4戦目、2回戦南3局で子の瑞原さんの順位は9600点の4着。次回オーラスの親も期待したいがラス前に点差を縮めておきたい。
チャンス手が入った。
タンピンドラ4の跳満。高めツモれば倍満だ。
場合によっては一気にトップ目も見えてきた。
テンパイした。
待ちもいい。
待ちの数も多い。
ダマテンだ。(リーチをかけない)
しかし、
園田からリーチ。
園田の待ちは少ない。
次巡、瑞原も追っかけリーチ。
『勝てる』
と思ったんだろう。
逆に園田は、
『うわ~!やられる!』
といった渋い顔。
そして勝負の行方は、
・・・
なんと園田の一発ツモ。
瑞原は逆転どころか3着にも上がれず。
2回戦終了。
・・・
チャンス手を潰されて4着に沈まされた瑞原さん。
そのときの園田さんの牌への冷たい視線が、怖くてカッコよくてクールで熱くて、とにかくしびれる視線でした。
Abema TVであと2日間無料視聴できます。ぜひあの視線に貫かれて悶絶してみてください。↓
AbemaTV麻雀チャンネルでは、プロ麻雀士が活躍するMリーグ・RTDリーグ他、様々な麻雀コンテンツを好きな時に何度でもお楽しみいただけます。注目のタイトル戦も盛りだくさん! Mリーグ2019 - 本編 - 【大和証券】U-NEXT Pirates vs TEAM RAIDEN / 雷電vs赤坂ド... - AbemaTV |
AbemaTVで24時間配信している「麻雀チャンネル」でMリーグ動画を19時~21時ごろまで無料ライブ配信中。1週間経つと有料化してしまうので、早めにチェックしよう。
あとは、日曜深夜のテレ朝「熱闘!Mリーグ」も楽しいからおすすめ。
Mリーグは、サイバーエージェントの藤田晋社長を代表理事(チェアマン)、サッカーの川淵三郎氏を最高顧問にし、近年盛り上がりを見せているeスポーツのプロ化もあり、競技麻雀の普及と発展のため、麻雀のプロスポーツ化を目指して一般社団法人Mリーグ機構が設立されました。
そして、2022年の北京冬季オリンピックに向け、国際麻雀連盟がIOCへ室内競技の正式種目として申請しているとか。
過去にも麻雀は運の要素が強すぎるとして、デュプリケート方式などが検討されたらしい。詳しくはGoogle先生へ。
まあ、オリンピックは簡単じゃないでしょう。
でも、麻雀界にとって大きな一歩は踏み出したんじゃないかな。
団体も選手にもクリーンなイメージを定着させようとしています。
選手規約では、賭博行為とは一切かかわらず、仮に賭博への関係が判明した場合解雇等の厳重な処分を課すとのこと。
パチンコなんかもそうだけど、賭ける、吸う、飲むっていう価値観は古いし良くない。(お金、タバコ、酒を)
ぱたるブログの更新は減るかもしれません。いや、減るでしょう。
理由は2つ。
以上が理由です。
当ブログはあくまで投資がメインであり、書くことも山ほどありますが、何しろ下調べなんかが多すぎる。
パッと書ける記事もあることはありますが、それでもだんだんと「ところてん」の押し棒で押されるように、NBAとMリーグに押されてブログが零れ落ちてきそうです。
しかも、野球みたいにシーズンがずれてなくて、両方ともかぶってるんだよね。
NBAシーズン:10月~6月
Mリーグシーズン:9月~4月
私の中では7月~9月は空き時間が多いオフシーズンとなります。(NBAとMリーグいずれもイベントが少ない)
今まで、当ブログをブックマークして毎日見てくれていた読者の方には申し訳ないですが、更新頻度が減ることをお許しください。