ポートフォリオのほとんどが米国株の投資家の中で、「シーゲル赤本※」を読んでいる人は半分以上いるんじゃないか?
そう思うほど有名な、ジェレミー・シーゲル著「株式投資の未来」
(※ 赤本=表紙が赤いから。ちなみに、同氏著「株式投資」は緑色の表紙で緑本と呼ばれている、かもしれない)
もちろん私も読みました。
あれは2016年だったか、当時「インデックス投資」というものを知り、「なんか地味だけど、地味だからこそ本物っぽい!」と興奮したことを覚えています。
その後すぐに読んだのが「シーゲル赤本」でした。
後から読み返すと、シーゲルさんは、
などといった、いわゆるインデックス投資をすすめていました。
しかし、初見で読んだ当時の私の頭に強く入り込んだのは、
といった、南国の太陽のような、いや、30年連続増配株のようなキラキラと眩しいキーワードでした。
つまり、個別株でのポートフォリオがいいと思い込んだのです。
「この内のどれか10個持てばええんや! 平均の1.5倍のリターンやて!? たまらん! ゾクゾクするで~」
とシーゲルさんの言いたかったことの一部のみを、強く頭にインプットしてしまったのです。
※ S&Pコア10種とは、S&P100(上位100銘柄)のうち15年以上連続増配している銘柄を抽出し、配当利回りの高いトップ10銘柄のことを言います。ダウも同様。
(ただのS&P10種は連続増配を加味しない抽出法)
その後、エクセルを使ってトップ10銘柄の並べ替えを実践。
宝物を隠した暗号の地図を手にしたみたいで、とてもワクワクしたものです。
・・・
ただ、1つ困ったことがありました。
私はシーゲル赤本に口説かれそうになっていましたが、実はその前に、「山崎元・水瀬ケンイチ著「ほったらかし投資術」本」とすでにお付き合いをしており、さらに、「チャールズ・エリス敗者のゲーム本」とも二股をかけていたのです。(ポッ)
上記の「ほったらかし本」と「敗者本」はインデックス投資をすすめています。
ほったらかし本と敗者本からは、
『贅沢はできないけど、お前を幸せにするよ』
などと言われて私は舞い上がっていました。(ポッ)
そこに現れたのが、10種類のブランド品を身につけたイケメンのシーゲル赤本だったのです。
私はたちまち魅了され、10種類の品をいじり倒す日々が続きました。(なんかやらしいな)
パート2へ続く・・・(って、すぐ終わるのか本人も分かってない(笑))
【10】
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