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楽天銀行なら普通預金の金利0.1% ①米国株の待機資金先は?

待機資金はいらない?ドルコスト平均法の場合

皆さん、米国ETFを買うための余剰資金=待機資金はどうしてますか?

 

ドルコスト平均法で円貨決済するなら特に考える必要はありません。ただ、粛々と機械的に買うだけです。

ドルコスト平均法とは、例えば「毎月10万円分買う」のように定期的に一定額買うことです。株価が高いときは少しの口数しか買えませんので、「高値掴みしにくい」結果に。

逆に株価が安いときは多くの口数が買えるので「安いときにたくさん仕込める」ことになります。

下の表は、米国ETFを毎月10万円分買う場合の例です。

為替が1ドル100円の場合 10万円=1000ドル

株価 買えた口数 取得金額
1月 50ドル 20口 1000ドル
2月 55ドル 18口 990ドル
3月 45ドル 22口 990ドル

 

2月は株価が上がり、多くの口数を買えませんでした。逆に言えば、高いときに大金をつぎこんでないので痛みも少ないと言えます。

3月は大幅に値下がりしたため、使ったお金は同じなのに多くの株が買えました。安いときに仕込めたので、将来のキャピタルゲインも多くなりますね。

株価が安いときだけ買えれば理想ですが、投資のプロでも難しいと言われています。ドルコスト平均法は私たち一般投資家にとってベターな方法でしょう。

 

しかし、「株価が少し下がったから買い増ししよう」とか、

「ドルコスト平均法をやりつつ、3%株価が下がったら30万円投入。5%下がったら100万円投入」

という買い方をしている方もいるのではないでしょうか。

 

チャールズ・エリス氏著書【敗者のゲーム】でも「稲妻が輝く瞬間」=「株価が下がって上がるとき」に買わないと儲けが少なくなる旨が書かれています。「押し目買い」といわれる買い方ですね。

 

(中略)S&P500に1ドル投資したケースで(中略)過去72年間のうち、ベスト5日を逃すと利益は半減してしまう。

 

(中略)投資家は「稲妻が輝く瞬間」に市場に居合わせなければならないということだ。

チャールズ・エリス氏著書【敗者のゲーム】

 

「ドルコスト平均法もいいが、安いときに仕込めるタネ銭も用意したい」となると、待機資金が必要になります。

「稲妻」のときに使うので換金性が低い資産は使えません。無リスク資産ですぐに証券口座に入れられるものがいいですね。

大きく分けて、円で持つか米ドルで持つかの2択ではないでしょうか。

 

円で持つなら楽天銀行かイオン銀行がオススメ。金利は普通預金で0.1%

円で持つなら楽天銀行かイオン銀行がオススメです。条件つきですが、いずれも普通預金の金利が0.1%と、大手銀行の100倍ほどになります。

以下、0.1%金利の条件です。

 

楽天銀行 ⇒ マネーブリッジ適用。

  1. 楽天銀行と楽天証券の口座を開設します。
  2. ログイン後にマネーブリッジ(銀行と証券の橋渡し)設定して完了。楽天証券にお金を入れる必要はありません。(金利入金は3月と9月の年2回)

 

イオン銀行 ⇒ イオンカードセレクト適用

イオンカードセレクトに申し込み、保有する。(イオン銀行に口座がない方が、イオンカードセレクトを申し込むと、同時にイオン銀行の総合口座が作られます。金利入金は2月と8月の年2回)

イオンをよく利用するならイオン銀行はオススメです。イオングループのお店でクレジット払いをすると、いつでもポイントは2倍など、他にもメリットが多いです。

 

ぱたるのオススメは楽天銀行

私は楽天銀行をオススメします。イオンは普段利用しないということもありますが、楽天証券では、iDeCo(イデコ)や特定口座で投資信託を買っているからです。

良い投資信託を決める、「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2017」で、1位を受賞した「楽天VT」と3位の「楽天VTI」をiDeCo(イデコ)で選べるは楽天だけです。(NISAだったら他の証券会社でも選べます。楽天は2位の「ニッセイ外国株式」も選べます。)

他には、

  • セブンイレブン、ローソン、その他一部金融機関のATM手数料は月5回まで無料
  • 他行への振込手数料は月3回まで無料
  • 毎月おまかせ振込予約ができる

上記のサービスは自分の「会員ステージ」を上げることでさらに良い条件にすることも可能です。私は、毎月の家賃を自動振込設定にしています。無料で手間が無く便利ですね。

 

まあ、楽天銀行とイオン銀行、両方とも口座開設してもいいでしょう。

楽天銀行もイオン銀行も、円普通預金から、楽天以外の証券会社へも無料でリアルタイム入金できるので便利です。

例えば、ニューヨーク市場が開いている夜の12時に、楽天銀行からSBI証券にリアルタイム入金し、即SBI証券で米国ETFを買うことも可能。

このように待機資金を円で持ち、米国ETFを買うのは簡単です。

 

米国ETFを円で買うデメリット

しかし円で買うと以下のデメリットがあります。

 

①両替手数料が高い

両替手数料は大手証券会社で1ドルあたり25銭。1万ドルで2500円。米国ETFを扱うオススメ証券3社の、SBI、マネックス、楽天も1ドルあたり25銭です。

 

②レートはいくらで買えるかわからない

証券会社の両替タイミングで決まる。つまり、約定までに円安ドル高に動くと買える額が予定より少なくなります。

 

待機資金を円で持つのは以上のデメリットがあります。

 

シリーズ「米国ETFの待機資金はどこに置く?」の次回は、「ドル保有なら住信SBIで金利0.7%」をお伝えします。

次回シリーズ②はこちら。

前回の内容は、ドルコスト平均法でETFを買いつつ、相場が下がったときの待機資金を楽天銀行で0.1%の金利(大手銀行の100倍)を得ながら寝かせようというものでした。前回記事 ドルで持つなら住信SBIネット銀行がオススメ。為替手数料4銭。金利0.7%円で直接ETFを買うには手数料が高いなどのデメリットがあり、一番シンプルなのはドルで持ってドルで買うことです。両替する手間がデメリットですが、ドルに変えるなら住信SBIネット銀行がオススメです。住信SBIネット銀行のドル買い(通称ドル転)は外貨普通預金取引と呼ばれており...
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