1千万円の含み損も大したことはない!暴落前・中・後に考えることとやるべきこと
コロナショックで乱高下している世界株式。
イタリアなどと比べるとマシなものの、しっかり下げているのが米国株。
今週末は+9%の爆上げで終えたNY市場ですが、その前日は人々のパニックによる浴びせ売りにより暴落。
それにより、私のリスク資産は2月上旬の評価額からマイナス1千万円ほど落ち込みました。
それにあたり、
- マイナス1千万円の含み損を抱えることを事前に考えていたのか?
- モニタ画面に映るマイナス1千万円を見たとき私は何を考えていたのか?
- 事前の考えと暴落時の考えにギャップはあったのか?
- ギャップの有無の結果は何が要因なのか?
- 今後のメンタル面の改善案など
- 暴落時の買い増しについて
このあたりを整理してみます。
マイナス1千万円の含み損を抱えることを事前に考えていたのか?
これは想定内。
2千万円までは大丈夫だろうと想像していました。もちろんコロナショックを予見したわけではなく、何か○○ショックが来た場合の、という意味です。
特に、暴落時は円高ドル安+株安というダブルパンチが多く、ドル安時は1ドル90円くらいも常に想定しているので、そのせいで円での評価損が増えるのは精神的に耐えられるだろうと思っていました。
モニタ画面に映るマイナス1千万円を見たとき私は何を考えていたのか?
上記の想定により、心は至って平静なままでした。
これは、私はETFがメインなためで、もし個別株がメインだったらメディアやエコノミストなどの情報に引っぱられて冷静な判断ができなかった可能性があります。
いや、その可能性が高いかも。
あと、ポートフォリオうんぬんだけでなく、前述したようにドル安(一時102円台)による評価額が下がっていたことも安心(?)材料でした。
ETFは株式の集まりであり、株式は一企業=人の集まりであり、その人の日々の営みはとても強いものであり、天気のような為替がドル高(ポカポカ陽気で活動が活発)だろうと、ドル安(大雨で服はびしょ濡れ)だろうと、人々の経済活動は続いていくんです。
つまり、中の人は多少風邪を引きながらでもなんだかんだで営みを続けてくれるはずという確信が私を安心させてくれました。
事前の考えと暴落時の考えにギャップはあったのか?
ギャップはあまりなかったですね。
ただ、夜S&P500の-9%を見たときはさすがに心が揺れました(笑)
「底なしなのか?」って思いがよぎりました。
まあ、結局その晩もぐっすり眠れたけど。
かつて、FXでギリシャ危機時に150万円くらい溶かした(実損した)のもいい経験になったのかな。
ギャップの有無の結果は何が要因なのか?
ギャップが少なかったのはやはり、為替損のおかげかもしれません。
逆に言えば、ドル高なのに株の暴落で1千万円の含み損だったら「ヤバイぞ」と思ったかも。
まあ、その場合はリーマンショック並の下落率だろうから当然か。
今後のメンタル面の改善案など
上記の、ドル高なのに株の暴落で焦る可能性があるなら、それも今後の想定に組み込み、揺れない心で立ち向かうための理論と信念を再度構築する必要があります。
その方法論はこちらで何度も紹介しています。
これを折に触れ見ること。
そして、暴落時にパニック行動する前に再度見ること。
多くの情報は要らない。必要で強い情報が1個か2個くらいあればそれでいい。
暴落時の買い増しについて
今回のコロナショックは底に近いのか?
さらにもう一段底があるのか?
まだ分かりません。
分かりませんが、私は今回のいくつかあった急落時に逆張り買いを実行しました。
以下、私が考えた逆張り方法を書いた過去記事の抜粋です。
「1日で-3%より下がったら暴落・急落の開始と判断し、初回の購入を開始。その後も逆張り買いを「計4回」に分けて実施する。」
とします。
さらに、
「上記からさらに下がるようなら、その後、週足チャートの平均足(※)の陽線が3本連続で出たら、そこで押し目買いをする」
としよう。(平均足とは、上下のトレンドが分かりやすくなるように計算されて表示するローソク足の一種)
(中略)
「余剰資金の8割くらいを4回に分けて投資するつもりで逆張り買いしていく」ことになります。
詳しくはこちら。
さて、私ぱたるが自分自身で考案した方法を今回実践できたのか?
・・・
それは・・・
・・・
答えは「完全にはできなかった」です。
以下、ぱたる式逆張り法と違ってしまったこと。
- 6回くらい買い増ししている
- つまり、陽線3本を見ていない
- 余剰資金(ドル現金)はまだかなり余らしている
- 行動に一貫性はなく、その場の思いつきで買ったりやめたりしている
- さらに今後もその一貫性のなさでいいだろうと、今すでに半分思っている(笑)
いや~・・・ポリポリ・・・
このあたりは修正が必要です。
修正点は、
- まず、そもそもぱたる式逆張り法は有効なのか再考する
- もし上記の行動により「結果オーライ」になったらそれを是とするのか?
です。
・・・
人は楽なほうに流れる=自分の行動を都合よく解釈しがちだ。
どこまで自分自身を疑い、どこまで自分自身を信じるのか?
スポーツでも勉強でもやり方が間違っていたら上達しない。
冷静に正しい方法論にたどり着くにはどうしたらいいんだろう?
・・・
ふー
投資マスターへの道のりは長いな。
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