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SPYDと不動産ETFのVNQを比較、同じ高配当だがリターンが高いのはどっち?

人気のSPYDは、まだ不動の地位を得ていない

2019年、SPYDは証券会社の売買ランキングに顔を出すなど、最近は人気の高まりを感じます。

 

しかし、SPYDの評価はまだ定まっていません。(ぱたる的には)

理由は、

  • 設定が2015年とまだ若いファンドである。
  • 組入メインの不動産株は、景気敏感株と同様下落に弱いと言われている。

このあたり。

反面、全面安の時こそ反発する公益事業株も多く組み入れているので、非常にバランスがいいファンドでもあります。

 

SPYDの組入比率についてはこちら

当ブログでは個別株の投資は推奨していません。 ですので、「高配当戦略」とはETF限定の話になります。過去記事 ETFを推奨する理由 それで今回、高配当ETFである「SPYD(SPDR ポートフォリオS&P 500 高配当株式)」をポートフォリオに入れるか否か、昨年(2018年)より検討していました。 順を追って説明します。 PFFを積極的に買い増すつもりだったが・・・私のポートフォリオは、HDV :36% PFF: 31%VYM: 9%以上、3つの高配当ETFで、全体の76%を占めています。 今後も上記の順番か、むしろ「PFFを...
SPYDを米国ETFの高配当戦略に入れてもいい理由(VYM・HDV比較) - 2024年にFIREするぱたるの米国株ブログ

 

不動産ETFと比べてどうなんだ?

不動産株がメインのSPYD。

本家の不動産ETFと比べたらリターンや配当率はどうなんだろう?

 

初めからVOOを一本ひたすら買っていれば、「どのETFがいいんだ?」なんて考える必要はないのですが、目の前に広がる「ETFビュッフェ」を眺めていると、食べないまでもつまんでみたくなるのが人の常。

では、配当率が高い不動産ETFとSPYDを比べてみたいと思います。

 

バンガードVQNとブラックロックIYRを比較

まず、代表的な不動産ETFである、

VNQ バンガード不動産ETF

IYR iシェアーズ米国不動産ETF

を比べてみます。(XLREは設定日が2015年10月と若いので除外)

 

配当率は2019年6月YAHOO! FINANCEより

ETF名 配当率 経費率 設定年
VNQ バンガード不動産ETF 3.96% 0.12% 2004年9月
IYR iシェアーズ米国不動産ETF 3.03% 0.43% 2000年6月

 

配当率が全然違う! こりゃバンガードで勝負ありかな。

 

2004年から20019年のチャートを見てみましょう。

赤がVNQ

青がIYR

赤のVNQ バンガード不動産ETFの圧勝でした。

しかし、VNQは日本ではサクソバンク証券でしか今はまだ買えません。(2019年6月現在)

 

SPYDとVNQを比較

SPYDとVNQを比較してみましょう。

ETF名 配当率 経費率 設定年
VNQ バンガード不動産ETF 3.96% 0.12% 2004年9月
SPYD SPDR ポートフォリオS&P500 高配当株式 ETF 4.49% 0.07% 2015年10月

 

配当率、経費率でSPYDの勝ち。

ただ若さはやはり気になるところか。

 

次は5年チャートで比較。

赤がVNQ

青がSPYD

SPYDの圧勝。約1.8倍差。意外だな~、もっと肉薄すると思ってた。やはりSPYDの公益事業がストッパーになっているんだろう。そして、下値を抑えて上昇時には高くジャンプできるんだな。

 

次はVOOも混ぜてみよう。

赤がVNQ

青がSPYD

紫がVOO

VOOが一番いいけど、やはりSPYDもこんなに高配当(VOOの2倍以上)なのに騰落率も高い。

 

まとめ

VNQもいずれSBI証券などで買える日がくるでしょう。これからも良さげなETFはポツポツと登場するかも。

そのたびに違うETFを買っていたらポートフォリオがETFだらけになっちゃいます。やはり少数精鋭のラインナップを組みたいな。

 

冒頭で述べたように、SPYDの評価はまだ定まっていません。

 

ただ、今回の検証含め、SPYDが良さそうなのはハッキリしているので、今後何十年もメイン銘柄として買い増していきたい。

 

次回、2019年12月の大下落を超える下落が訪れた時、公益事業がガッチリとディフェンスしてくれるのか? それを見るのが今から楽しみです。

 

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