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おすすめの投資ポートフォリオ【投資信託編】

前回の【ETF編】に続いての第2弾、【投資信託編】です。

 

【ETF編】はこちら。

なんてタイトルに書いちゃいましたが、ポートフォリオなんて本当は人におすすめされるもんじゃないんです(笑)それに、最初に考えることはポートフォリオではありません。 もちろん、初めのうち、『投資のことはよく分からないけど、とりあえず少額からスタートしたい』という時は、なんとなく良さげな商品を1つ、2つあまり深く考えずに始めるのもありです。動いてから考えるという方法ですね。やっぱりやってみないと分からないことがあります。 例えば、毎月5,000円の積立をしたとして、1~2年経って何かの理由で失敗したと...
おすすめの投資ポートフォリオ【ETF編】 - 2024年にFIREするぱたるの米国株ブログ

 

改めて前回紹介した、おすすめの投資ポートフォリオ【ETF編】のランキング1位はこちらでした。

ETF名 比率
VTI (バンガード・トータル・ストック・マーケットETF) 70%
VYM (バンガード・米国高配当株式ETF) 20%
QQQ (インベスコ QQQ トラスト シリーズ 1) 10%
合計 100%

 

コンセプトは「株式最強バランスETF」

中々良さげなバランスが取れていると思いません?

 

S&P500一本の禁欲に人は耐えられない

中には、

『こんなんやるよりS&P500一本でいいんだよ』

という意見もあるかも。

 

ただ、「実際に」それができるかな?

・・・

S&P500を食べ物に例えると、日本人の私たちにとっては「和食」のようなもの。

これがベースであり、もしかすると365日和食でも耐えられるかもしれません。

 

しかし、私たちには目があり耳があります。

インターネットがある。スマホがない生活は考えられない・・・。

 

そうなると私たちの中に「あれ」が入ってきます。

高配当株といった「中華」や、グロース株といった「洋食」の情報が。

またある時は、セクター別ETFといった「ドリンク」を片手に、連続増配株といった「スイーツ」をほお張りたくなるものなのです。

 

そんな食欲を満たしつつ、ごちゃごちゃと増やさない最低限が1位のポートフォリオだと思っています。

 

さっきはS&P500を和食と例えましたが、もし10年、20年とS&P500のみ1本で投資できるとしたら、修行僧が「精進料理」を食べ続ける感覚に近いと言っても過言ではないでしょう。(私が煩悩マンなだけか(笑))

 

おすすめのポートフォリオはバイ&ホールドを基本とする

前回の【ETF編】で説明した、投資戦略の頂点にいるのは「出口戦略」という考え方ですが、結論ありきで詳しい説明がなかったので、改めて説明します。

 

まず、ここで言う「出口戦略」とは、一般的に言われている損失を最小限にしてうまく撤退するということではありません。

 

ぱたる的おすすめのポートフォリオとは、バイ&ホールドを基本とするものであり、「出口戦略」とは逃げるようなニュアンスではなく、「自分の投資目的」とニアリーイコールと思ってください。

 

ただ、誤解が解けない可能性もあるので、今回は「出口戦略」を「投資目的」という言葉に置き換えて説明します。

 

目標金額の達成期限を設けるのは危険

投資目標でなく投資目的になります。

これの違いは、「目標」には具体的なゴールのかたちとその期限があるのに対して、「目的」には期限がないものというニュアンスで捉えています。

 

例えば、「60歳まで1億円に増やす!」のような期限を決めることは、無理な投資方法を取ってしまうことがあり、デメリットのほうが多いと考えています。

仮に、年次の達成率が低い時、やるつもりがなかったレバレッジ投資をして、目標額に近づけようとする行為などがそれに当たります。

 

投資はサーフィンのようなものなので、自分がどれだけ鼻息を荒くしても、波が立たない時はどうしようもないものなんです。

 

ポートフォリオ決定までのプロセス

前回も説明しましたが、投資戦略を決めていく順番は下記になります。

  1. 投資目的(出口戦略)の決定
  2. アセットアロケーション(資産配分)の選択
  3. 入れ物の選択(iDeCo(イデコ)、つみたてNISAなど)
  4. ポートフォリオ(商品)の選択
  5. 金融機関の選択

 

そして前回同様、個別株やリアルアセットはポートフォリオに入れないというコンセプトで進めていきます。

まあ、投資信託だから当然ですね(笑)

 

おすすめの投資ポートフォリオTOP3【投資信託】

では引っぱりましたが、おすすめのポートフォリオ【投資信託編】を前回同様、ランキング形式でトップ3を紹介します。

 

ただ、投資信託は良さげなファンドが次々に登場しているため、このランキングの賞味期限は短いかもしれませんね。

私の実体験も含めた、2019年2月現在のランキングになります。

 

第3位 おすすめ投資信託ポートフォリオ

下からいきましょう。まず3位から。

投資信託名 比率
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) 100%
合計 100%

 

1個のみ(笑)

これ1個入れちゃったら他のは入れられないよな。

 

コンセプトは「1本のみで全アセット分散投資」

 

【eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)の各アセット比率】

 

大きな下落時にあまり「ハラハラドキドキしたくない」人におすすめ。

 

おすすめの投資信託で1位にはならないけど、どこかに入れざるを得ない。

そうなると最下位の3位になっちゃいます。

 

え?

何で入れざるを得ないかって?

やっぱり、投資の基本って、攻め勝つよりも守り勝つのが基本だと思うんです。

私自身は違いますけど一般論としては。

 

余剰資金で負けずに増やすこと。これが投資の本質なんじゃないかな。

「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」は大勝ちも期待できないけど、大負けもしないアセット構造になっています。(もちろん、一時的にマイナスになる可能性はあります)

 

・・・

 

ちょっと前にブログやツイッターを見ている時、『昨年末の暴落でほんとに投資が嫌になったし、怖くなった』、みたいな声が多く上がっていました。

投資額や余剰資金の割合なんかを公表している人の中には、私の感覚だと、「え? たったその程度の含み損(騰落率)でネガティブになってるの?」と驚くこともしばしばありました。

 

今回の暴落(プチ暴落?)で平均20%下がったとしましょう。

1,000万円のリスク資産は800万円になりました。

1億円のリスク資産は8,000万円になりました。

8割「も」残っているのにそこまで落ち込むものなのかと驚いたわけです。

(中には個別株で分散が少なかった人は、もっとやられていたようだけど)

 

その経験から、あまり自分の尺度全開でおすすめしまくるのは考え物だぞ、と思うようになったのです。

今までのように米国高配当ETFのゴリ押しでなく、もうちょっと債券なども含めて幅広い目線で紹介してみようかと思っています。

(とはいっても本人の投資方針は変わらないので、頻度は相変わらず高配当ETFの話が多くなるが)

 

・・・

 

話は戻りますが、「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」は名前の通り、攻めと守りのバランスがいいファンドです。

私も値動きを実感するために少し買ってみようかな。

 

第2位 おすすめ投資信託ポートフォリオ

続いて第2位。

投資信託名 比率
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 80%
iFreeNEXT NASDAQ100インデックス 20%
合計 100%

 

コンセプトは「王道株・成長株のツートップ」

 

日本にある何千もの投資信託の中で、「最大リターン」を目指したい人におすすめ。

(あくまで「目指す」ね。絶対じゃありません)

 

「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」はS&P500指数

「iFreeNEXT NASDAQ100インデックス」はNASDAQ100指数

を元にしています。

 

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

S&P500指数は、多くの人が認める株式の中心的な指数です。

株式の分散投資の王道=S&P500、といっても納得する人は多いのではないでしょうか。

 

他には、「iFree S&P500インデックス」も同じS&P500ファンドなので、これはこれでいいんですが、「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」は同じグループ内で信託報酬が一番安いこと。

それと、運用会社の三菱UFJ国際投信が「コスト最安を目指す」と公表している点に、非常に好感が持てます。

絶対安くなる保証があるわけではありませんが、方針がはっきり見えているファンドは判断しやすいので好印象です。

 

iFreeNEXT NASDAQ100インデックス

「iFreeNEXT NASDAQ100インデックス」はNASDAQ100指数を元にしており、NASDAQの時価総額上位100銘柄を集めています。

これはETFのQQQと同じ指数で、「成長株=グロース株」をアクセントとして20%盛り込んでみました。

グロース株はボラティリティが大きくなりがちですが、20%なら比較的安定的な運用が可能でしょう。

 

第1位 おすすめ投資信託ポートフォリオ

2位で「最大リターン」を目指すポートフォリオが出てきましたね。

じゃあ、1位は「最大リターン」じゃないのか?

 

答えはこちら。おすすめ投資信託ポートフォリオ第1位。

投資信託名 比率
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド 100%
合計 100%

 

また1個(笑)

コンセプトは「信頼性が高いファンド」(コンセプトなのか?)

 

信頼性が高い投資信託に投資したい人におすすめ。

 

『え? これが1位? 悪くないけど地味だよね』

と思う人が多いかも。

 

1位の理由は、実体験として「ニッセイ外国株式インデックスファンド」のリターンがいいからなんです。

 

私が保有している投資信託で、高いリターンを期待しているのは以下の3つです。

  • iFree S&P500インデックス
  • 楽天・全米株式インデックス(通称楽天VTI)
  • ニッセイ外国株式インデックスファンド

この中で一番悪そうなのはニッセイ外国株式だと思いませんか?

 

実際にリターンの良い順番はこうです。

  1. iFree S&P500インデックス
  2. ニッセイ外国株式インデックスファンド
  3. 楽天・全米株式インデックス(通称楽天VTI)

実は、iFree S&P500とニッセイ外国株式はほぼ同じなんです。

楽天VTIははっきりと悪い。

 

ニッセイ外国株式の設定日は2013年12月10日とまだ若いファンドですが、それでも上記の他のファンドよりは長く運用されている実績があります。

実質リターンと信頼性の高さで今回は1位としました。

 

ニッセイ外国株式は以前に、ベンチマークとの乖離が大きい時があったようです。

それを理由に『信頼性が薄い』と評価する人もいます。

 

私はトータルで悪くないと考えていますし、実際のリターンが高いニッセイ外国株式インデックスファンドは素直におすすめできます。

 

え? ファンド1個だけじゃポートフォリオって呼ばんって?

そうですね、けど新興国とか債券とかは1位に入れられないんだよな。

 

投資信託の隠れコストって何なんだ?

1つ注意点として、ニッセイ外国株式がいいというより、他がダメなだけかもしれません。

 

投資信託には隠れコストというものがあるようで、表面のスペックと実際のリターンが違うことが多いんです。

言ってみれば、1000円の料理を食べに行ったのに会計時に、後だしで1100円の請求を出してきて、それを問い詰めたら、「あー、ちょっと食材が固くて調理の人件費が多くかかっちゃいまいた、アハハ~」と言われたようなものです。

 

楽天VTIなどの隠れコストについては、つみたて次郎さんがこちらで解説してくれています。

つみたて次郎です。待ちに待った、楽天バンガードシリーズの第1回運用報告書が発表されました。下記4商品の報告書について分析していきたいと思います。 ・楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)・楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)・楽天・新興国株式インデックス・ファンド(楽天VWO)・楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド(楽天VYM) 運用報告書には、信託報酬以外に発生す
楽天バンガードの第1回運用報告書から実質コストを計算してみる【VT・VTI・VWO・VY... - つみたて次郎の投資日記

 

各商品情報は自分で調べてね(笑)

『ところで各投資信託の詳細情報ないの?』という思う人もいるかもしれませんが、長くなるので省略しました(笑)

詳しくはGoogle少佐に聞いてください。

 

まとめ

以上、投資信託のトップ3を紹介しましたが、現在人気上昇中の、「eMAXIS slim 全世界株式(オール・カントリー)」はランク外としました。

 

「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018」でこのファンドは3位でしたが、「実質1位」だったと思っています。

理由はこちら。

1月13日に「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018」の結果が発表されました。 「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」は初登場で3位でしたが、「実質1位」だったと思います。そのわけとは? 2018年の結果発表2018年の順位はこちら。 eMAXIS Slim 先進国株式インデックス <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 楽天・全米株式インデックス・ファンド eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) セゾン・バンガード・グローバルバ...
【考察】投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018(みんなオーカン好きね) - 2024年にFIREするぱたるの米国株ブログ

あえて「裏1位」を選ばなかったのは、VT系(全世界)への投資は後だしジャンケンでも間に合うと考えているからです。

今は米国株を中心とした先進国株が安定したリターンが出せると思っています。

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中盤でも説明したように、投資信託は良さげなファンドが次々に登場しているため、このランキングは半年後に様変わりしているかも。

私の実体験も含めた、2019年2月現在のランキングになります。

 

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