ー ETFの一口単価は安いほうが多く買える -
なんてタイトルに書いてありますね。
一瞬、『ん?なんかスゴいこと言ってんのか?』と思うかもしれませんが、ごく普通のことを言っているだけです。
例えば、一口が200ドルのAというETFがあります。
片や、一口が50ドルのBというETFがあります。
以下は、AとBのどっちを買ったらいいかお悩みの声を紹介します。
・・・
『ふ~、今月も少ない給料から投資資金を捻り出しただよ、オイラは。頑張っただよ、オイラは』
と、オイラ君が1200ドルの資金を用意できたとします。
『うーむ、AとB、どっちさすっぺがな~・・・? AはS&P500で王道ETF、Bは高配当ETFか・・・うん、やっぱ王道だっぺよ、Aだっぺよ』
そしてオイラ君はSBI証券の管理画面に入力。
『よし、Aを入力、価格は200ドルか。1200ドルあるから、え~と・・・なぬ!?6口しか買えねぇんだが!? むむむ、Bだったら50ドルだから・・・24口買えるっぺよ! 待てよ・・・将来価格がガン上げぶっこいた場合、口数が多いほうがリターンが多いのか?・・・うーむ・・・』
オイラ君は悩んでいますね。
正解は、
・・・
・・・
・・・
もちろん、どっちも変わりません。(引っ掛け問題でした)
資金1200ドルでA、Bを同時期に買って、将来のリターンが共に+10%だとします。
A : 200ドル × 1.1 =220ドル ⇒ 220ドル × 6口 = 1320ドル(プラス120ドル)
B : 50ドル × 1.1 =55ドル ⇒ 55ドル × 24口 = 1320ドル(プラス120ドル)
A、B共にプラス120ドルのリターンでした。
上記の例ではA、B共にリターンは同じでしたが、現実は少し勝手が違います。
例えば、Aの価格が201ドルに上がった途端、1200ドルの資金しか出せないオイラ君は「5口しか」買えないんです。
201ドル × 5口 = 1005ドル
差額の195ドルは、次回の投資まで働かずに遊んでいることになります。(多少金利は付くが)
このように、調整しやすいのは間違いなく単価が安いETFなんです。(特にNISAでは顕著。個別株も同様)
私が普段買っていたり、ウォッチしているETFの一口単価を比較してみます。
(2月1日現在の価格の高い順。小数点以下切捨て)
IVV : 271ドル (S&P500)
SPY : 270ドル (S&P500)
DIA : 250ドル (ダウ30)
VOO : 248ドル (S&P500)
QQQ : 167ドル (NASDAQ100)
VTI : 138ドル (米国トータル)
HDV : 89ドル (高配当)
VYM : 83ドル (高配当)
SPYD : 36ドル (高配当)
PFF : 35ドル (高配当)
王道系はやっぱり高いな~。VTIはちょっと安い。
そして値ごろなのが、最近HDVのアイデンティティを侵していると噂の「SPYD」
とっても安いんです。
今年は多めに買うつもり。
過去記事でも紹介
当ブログでは個別株の投資は推奨していません。 ですので、「高配当戦略」とはETF限定の話になります。過去記事 ETFを推奨する理由 それで今回、高配当ETFである「SPYD(SPDR ポートフォリオS&P 500 高配当株式)」をポートフォリオに入れるか否か、昨年(2018年)より検討していました。 順を追って説明します。 PFFを積極的に買い増すつもりだったが・・・私のポートフォリオは、HDV :36% PFF: 31%VYM: 9%以上、3つの高配当ETFで、全体の76%を占めています。 今後も上記の順番か、むしろ「PFFを... SPYDを米国ETFの高配当戦略に入れてもいい理由(VYM・HDV比較) - 2024年にFIREするぱたるの米国株ブログ |