投資初心者が長期投資に失敗する理由

- 投資初心者が長期投資に失敗する理由 -

 

深い原因はさておき、表面的な理由は単純です。

それは、

「価格が下がったら売っちゃうから」

または、売らないまでも投資をやめてしまうから。

 

初心者だって長期投資をしたほうがいいことは分かってる

個別株なら傷が浅いうちに損切りするのはいいことです。

 

しかし、インデックス投資を始めた初心者が、何%下落するにせよ、簡単に売ってしまっては儲かるものも儲かりません。

 

じゃあ、なぜ投資初心者は売ってしまうのか?

 

長期投資の有効性を知らないのか?

複利的効果があることを知らないのか?

その商品が良い商品であることを知らないのか?

 

多分知っていると思います。知識としては。

なのに、何で売るのか?

 

人によりまちまちでしょうが、きっと多い答えは、

『その商品がほんとにいいのか自信が持てないから』

ではないでしょうか。

 

2019年現在の投資環境は整っている

今やネットや書籍で少し調べるだけで、「良さげな投資」と「危険な投資」はなんとなく伝わっている気がします。

例えば、

『仮想通貨は危険、ウェルスナビは良さげ』

とか、

『FXは危険、つみたてNISAは良さげ』

こんな感じ。

 

過去記事でウェルスナビをさんざんこき下ろしていますが、他のダメ投資と比べてたら、ウェルスナビははるかに良心的な商品だと思います。

過去記事 ウェルスナビをやめた理由

 

だから別にウェルスナビでもつみたてNISAでもいいんです。続けていけば。

 

始める前は希望に満ちていたはず

きっと投資初心者の人も、始める前はウェルスナビでも、つみたてNISAでも良いと思って始めたに違いありません。

 

『○○年後はこんだけ増えるのか~♪ むふふ~♪』

と、皮算用を弾いていたはずです。

 

なのに、少し下がったくらいで、

『これダメだ、なんだよ、これじゃ詐欺だよ』

と手のひら返しをしちゃう。

 

実は、『その商品がほんとにいいのか自信が持てないから』というのは枝葉の要因だと考えています。

 

バランスファンドがどうとか、米国株の比率が多いだ少ないだというのも枝葉の問題です。

信託報酬だって、0.2%だろうが1.0%だろうが極論で言えば枝葉の問題です。

 

投資初心者が理解するべきことは、

「人の営みを理解すること」

です。

 

アニマルスピリット=欲望の力をなめちゃいけない

『え?営みって・・もしかして、あれのこと?(ポッ)』

と思う人、「あれ」じゃないよ(笑)

 

人の営み=アニマルスピリット=人の欲望です。

 

アニマルスピリットという言葉自体は、私は投資を始めた後に知りましたが、以下に解説があります。

アニマルスピリットは、人(企業家等)の投資行動の動機となる将来に対する主観的な期待のことをいいます。これは、日本語では「野心的意欲」や「動物的衝動」などとも訳され、血気や野心から、時として予測不能で不合理な行動をする心理を指します。

2009年に米国の著名な経済学者であるジョージ・A・アカロフとロバート・J・シラーが発表した共著「アニマルスピリット-人間の心理がマクロ経済を動かす」では、これまで多くのケインズ解釈者らによって無視されがちだった、経済現象の説明における心理的要因を重視すると共に、従来の経済学が想定する合理的経済人の行動原理からすると非合理的な心理的・感情的要因全般を「アニマルスピリット」としています。

出典:金融情報サイト

 

水瀬ケンイチさんの言葉はシンプルに、深く、全身に浸透する

上記のアニマルスピリットの解説は少し学術的で分かりづらいですかね?

 

であれば、おすすめはこちらです。

投資本【ほったらかし投資術(著者:山崎元・水瀬ケンイチ)】に書いてある水瀬(ミナセ)ケンイチさんの言葉。

これを読んでから、私は「どんな暴落が来ても耐えられると確信しました」

 

過去記事【投資本【ほったらかし投資術】は時々読み返したくなる】より

水瀬さんはリーマンショックのときも含めて10年以上インデックス投資をしているようですが、本の中盤から後半にかけて印象的な話がありました。

水瀬さんが個人投資家の飲み会で飲んでいるときに仲間から、

「水瀬さんのインデックスファンドをバイ&ホールドする意思の力ってすごいですよね」

と聞かれるシーン。

水瀬さんの言葉でこう書いてあります。

「自分の意思の力なんて弱いほうだよ。ビールばっかり飲んでるただのおっさんよ」

(中略)

では、なぜ10年以上インデックスファンドのバイ&ホールドを継続できたのか。

(中略)

「資本主義経済の発展を信じているから」

(中略)

これが、「意識高い人々の頑張り」に支えられているとかだといつか崩れそうですが、「もっと美味しいものが食べたい」とか「もっと快適な家に住みたい」という「ふつうの人々の欲望」に支えられている点が、呑んだくれの水瀬としては信頼するに値すると感じています。

特に赤字部分。

 

『なーんだ、そんなことか』

と思うか、

 

自分の虎の子の資産○千万円が半額になるような暴落をイメージして、

『靄がかかっていた視界がはっきりした。下落時も長期投資を続けられそう』

と思うかはあなた次第です。

 

「バランスファンドがどうとか、米国株の比率が多いだ少ないだというのも枝葉の問題」ってことが分かってもらえたかな。

 

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