SBIの米国株「定期買付(積立)」は少額で買って手数料負けしてもいい

投資全般

前回記事で、「長期投資できる環境を整えることが大事」と書きましたが、今回はそれに沿った話です。

 

それは、「SBI証券の米国株「定期買付(積立)」は少額で買うと手数料負けしちゃうけど、それでも買っていいんじゃないの」っていう話です。

 

記事はそれぞれで完結していますが、より理解を深めるためにも、良かったら前回記事もご覧下さい。

 

SBI証券の米国株式 / 米国ETF定期買付サービス

SBI証券の「米国株式 / 米国ETF定期買付サービス」とは、2018年3月に始まった、好きな指定日に定期的に米国株や米国ETFを買えるサービスです。

積立と捉えてもいいですが、月々とは別にボーナス月の設定も可能です。

 

例えば、

給料日の毎月25日に2万円積立。

ボーナス時に10万円買い付け。

こんなことができるわけです。

 

安定と成長を兼ね備えた米国株を、このように積立できるのは便利ですね。

 

1112ドル以上で買わないと手数料負けする

米国株の買い付けは1株からでも買えるので、30ドルくらいの株価だったら3300円くらいで買えます。

 

しかし、米国株の売買には手数料がかかり、「1112ドル以上で買わないと手数料負けするんです」(NISAを除く)

 

こちらはSBI証券の米国株手数料。

1注文あたりの約定代金×0.45%(税込0.495%)

・最低手数料:5米ドル(税込5.5米ドル)

・上限手数料:20米ドル(税込22米ドル)

この「最低5.5ドル」がやっかいなんです。

 

こちらは、1ドル110.00円と仮定した場合の、買い付け金額(ドルと円)と手数料の関係を表にしました。

円換算 買付額 実際の手数料 0.495%の場合
5,500円 50ドル 5.5ドル 0.24ドル
22,000円 200ドル 5.5ドル 0.99ドル
55,000円 500ドル 5.5ドル 2.47ドル
110,000円 1,000ドル 5.5ドル 4.95ドル
122,320円 1,112ドル 5.5ドル 5.50ドル

 

表にあるように、50ドルくらいの少額で積立したいのに、手数料は「0.24ドル」ではなく、最低手数料の「5.5ドル」取られてしまうんです。024-5.5=5.26ドル多く払っていますね。これは「手数料負け」などと言われる状態です。

手数料負けしない金額は、一番下の行にあるように「1112ドル以上」で買い付ける必要があります。

※追記 2019年7月22日より、最低手数料は0ドルになりました!

 

多少、手数料負けしたっていい

当ブログでは、

  • コスト(手数料)意識は大事
  • 株価の上昇には何も貢献できないが、コストを削る努力はできる

など、投資家側で0.5%でもいいからリターンを上げる方法や、考え方を書いています。

 

それを踏まえて言いますが、

「場合によっては多少、手数料負けしたっていいんです」

 

冒頭で言いましたが、「長期投資できる環境を整えることが大事」であり、手数料負けしないために投資をするわけではありません。

人により懐事情は違います。誰もが毎月1112ドル以上買えるわけではないでしょう。むしろ買える人は少ないかもしれませんね。

 

あとは、投資信託など他商品とも比較した上で、自分に合っていて、「自分にとって」割高の手数料でなければOKなんです。

 

※追記 7月22日より米国株手数料が最低5ドルから0ドルへなりました。

 

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本稿とセットで読んでほしい。

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