一服したコロナ直後のBDC株(MAIN、ARCC、PSECなど)8銘柄はどうなった?

米国BDC株

アメリカの大型株は株高だけど・・・

アメリカでは今も、毎日数百人から数千人の新型コロナによる死者が出ています(6月1日現在)

人口が日本の3倍多いとはいえ、死者数は日本の比ではありません。

 

それにもかかわらず、経済活動の早期再開を望む声はむしろ日本より大きいようです。

 

そんな情勢の中、S&P500やダウなど大型の株価指数は好調。

もう少し低空飛行のままレンジ相場が続くかと思いましたがそうではないのか。

 

小型のBDC株はどうだ?

大型株が上がるのは悪くありませんが、気になるのは最近新たにポートフォリオに組み込んだ「※BDC8銘柄」

(※BDC(Business Development Company=中小企業に融資し、利益の9割以上を配当することで税制優遇を受けられるREITのような会社)

 

昨年想定した「※BDC組み込み戦略」がそこそこ機能すれば、超絶高配当によるセミリタイアが数年中に可能になります。(※カテゴリー「米国BDC株」の過去記事を参照ください)

セミリタイアまで6~7年かかる予定だったのが、3~4年に短縮できるかも。

 

あと半年くらい様子を見ないと「BDC組み込み戦略」の良し悪しは分からないかもしれませんが、今回はとりあえずコロナショックから一服付いた直後の状況を整理してみたいと思います。

 

暴落時に拾ったBDC株8銘柄

以下が、今回のコロナショック時に落ちるナイフを拾いにいったBDC株8銘柄です。(高配当率順)

  1. FSK FS KKR Capital Corp
  2. OFS OFS Capital Corporation
  3. PSEC Prospect Capital Corporation
  4. FDUS Fidus Investment Corporation
  5. NMFC New Mountain Finance Corporation
  6. ARCC Ares Capital Corporation
  7. GBDC Golub Capital BDC
  8. MAIN Main Street Capital Corporation

 

私のお気に入りは、この中で最も配当率が低い「MAIN」

低いといっても7~8%の高配当で、しかも毎月配当なのでPFFの上位互換のような位置づけを期待しています。

 

チャートで見る最近のBDC株

では、この8銘柄を比較したチャートを古い順に見てみましょう。(2020年6月1日時点)

まずは2年チャート

FSK FS KKR Capital Corp(青)
OFS OFS Capital Corporation(スカイブルー)
PSEC Prospect Capital Corporation(紫)
FDUS Fidus Investment Corporation(ピンク)
NMFC New Mountain Finance Corporation(オレンジ)
ARCC Ares Capital Corporation(黄色)
GBDC Golub Capital BDC(ライトグリーン)
MAIN Main Street Capital Corporation(サーモンピンク)

 

ごちゃごちゃして分かりづらいですね。

1人下に離れたFSK(青)が最高配当だけあってボラティリティが高く、株価は低い。

 

こちらは6ヶ月チャート

2番目に高配当のOFS(スカイブルー)が低空飛行。

 

こちらは3ヶ月チャート

上にいるのがPSEC(紫)。MAINと同じく毎月配当のぱたるお気に入り銘柄です。

ARCC(黄色)とMAIN(サーモンピンク)も次に上向いていてイイ感じ。

 

最後に1ヶ月チャート

NMFC(オレンジ)が怒涛の勢いで上がってる。

コロナ前中後と安定しているGBDC(ライトグリーン)もいい。

 

復活が早そうなBDC株は?

まだ予断を許さない情勢ですが、ひとまず一服したコロナ直後のBDC株8銘柄のチャートを見てみました。

 

その結果、復活が早そうで良さげな銘柄は以下の赤字です。(高配当率順)

  1. FSK FS KKR Capital Corp
  2. OFS OFS Capital Corporation
  3. PSEC Prospect Capital Corporation
  4. FDUS Fidus Investment Corporation
  5. NMFC New Mountain Finance Corporation
  6. ARCC Ares Capital Corporation
  7. GBDC Golub Capital BDC
  8. MAIN Main Street Capital Corporation

 

他にまあまあ良さそうなのが、NMFC、ARCC、GBDCの3つ。

 

超絶高配当のFSKはたまたま底値付近で買えたのですでにプラスに転じています。さらに、ドサッと配当金が入ってきたので嬉しい限りです。

 

BDC8銘柄の配当率推移

以前こちらで、コロナ前とコロナ最安値のときの配当率を比較しました。

 

改めて、2ヶ月経過した6月1日現在のコロナショック前と後の配当率を比較してみましょう。(YAHOO! FINANCEより)

銘柄 コロナ前配当率 コロナ後配当率
1 FSK 12.26% 16.13%
2 OFS 11.72% 13.63%
3 PSEC 11.03% 13.82%
4 FDUS 10.96% 12.40%
6 NMFC 9.99% 12.63%
9 ARCC 8.46% 10.85%
11 GBDC 7.17% 9.61%
12 MAIN 5.63% 7.73%

ほとんどが10%以上の超高配当率。FSKなんて16%以上と超絶・高配当率です。まあ長くは続かないでしょうが。

 

赤字は先ほど良さげな銘柄に上げたPSECとMAIN。

この先どうなるか分かりませんが、PSECなんてPFFの超上位互換になるかもしれないぞ。毎月配当だし。

MAINは、PFFと配当率は同じで、株価はPFFと違って右肩上がりになるかも。こっちも毎月配当。

 

PFFはコロナ前に大量に売却した

「BDC組み込み戦略」を実行するにあたり、相対的に魅力が下がっていたPFFの売却をしたのですが、なんとたまたま最高値圏内の2月(コロナ急落前)にどっさり売ることができたんです。

ホントにラッキーだった。

 

その資金は今回のBDCやETFに流れました。

それにより、かつてポートフォリオの30%で1位を占めていたPFFの割合は、多分5%くらいまで低下したと思います。

 

もし、PSECやMAINが大活躍してくれたら、一連のゲームプランがバッチリはまったことになる。

 

1~2年後の状況確認が楽しみだ。

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