マイナスのお荷物「iFreeNEXT FANG+」を私は見捨てない(多分)
不人気ファンド「iFreeNEXT FANG+」って知ってる?
純資産が右肩下がりの不人気ファンド、「iFreeNEXT FANG+インデックス」をあなたは知っていますか?
私は知っているどころか、2018年7月よりシコシコと今も積立しており、約1年が経過しました。
有名なあの「FANG」という単語に「+(プラス)」のネーミング。
『FANG銘柄にプラスっていうくらいだから、他のハイテク株でもセットになっているのかしら?』
と思ったあなた、鋭い推理です。
そう、「iFreeNEXT FANG+インデックス」はFANGの4銘柄に他6銘柄をプラスした、計たった10銘柄というダウ30もびっくりの、とても投資信託とは思えない超・少数銘柄ファンドなんです。
しかも、今年の米国株価指数はプラス相場だったにもかかわらず、なんとマイナスリターンなのです!
こちらは1年チャートです。
青:S&P500
オレンジ:NASDAQ100
茶色:「iFreeNEXT FANG+」
茶色のFANG+が最下位。
iFreeNEXT FANG+の組入銘柄
ご存じだと思いますが、「FANG」(ファング)とは、「Facebook」(フェイスブック)、「Amazon」(アマゾン・ドット・コム)、「Netflix」(ネットフリックス)、「Google」(グーグル)の頭文字をつないだものです。
こちらでも紹介しています。
「iFreeNEXT FANG+」は上記プラス、当時はときめいていた下記の6銘柄をプラスした投資信託です。
- フェイスブック
- アマゾン・ドット・コム
- ネットフリックス
- アルファベット(Google)
- アップル
- アリババ
- バイドゥ
- エヌビディア
- テスラ
- ツイッター
どうですか! このやや一昔感!(悲)
米国株に敏感な人なら、『半分はなんかヤバそうな銘柄が混じっている・・・』と思うかも。はい、当たっています。
ちなみに組入割合はほぼ10%ずつで平均的です。
上昇相場に乗れないiFreeNEXT FANG+は含み損!
ヤバイかほりが漂ふ「iFreeNEXT FANG+」
どのくらいヤバイのか、下の青字は一年前から現在(2019年8月)のマイナスリターン状況です。黒字はトントンかちょいプラス。
- フェイスブック
- アマゾン・ドット・コム -13%
- ネットフリックス -21%
- アルファベット(Google)
- アップル -11%
- アリババ
- バイドゥ -55%
- エヌビディア -42%
- テスラ -30%
- ツイッター
目を引くのは「バイドゥ」と「エヌビディア」
話題が豊富だった「テスラ」は-30%と意外に普通だ。(感覚が狂っている?)
いや~、栄枯盛衰とよく言うけど、早すぎだろ! ハイテクの波は!
積立の魔法
ところが、私の保有状況もひどい状況かと思えば、現在(2019年8月)はたったの-13%!(たったなのか?)
フフ
なんでこうなるか、カラクリを知っていますか?
それは、昨年末の下落などもしっかり積立していたので、単純な騰落率とは違うリターンを生むからなんです。
下落時の積立が生む魔法の力はこちらでも紹介しました。
人のポートフォリオを見て、
『こんなんじゃトータルリターンが低い!』
とか、
『自分の銘柄が儲かる!』
など、チャートサイトから得られる開始A点から現在値B点までの騰落率で、単純に優劣を論じる向きがありますが、タイミングを含む買い方によって全く違うリターンになることはあまり知られていない気がします。
iFreeNEXT FANG+は個別株投資みたいなワクワクがある!
-55%の「バイドゥ」などに足を引っぱられながらも、-13%で済んでいる「iFreeNEXT FANG+」
ただそうは言っても、私の全ポートフォリオの中で-13%はワースト1で、他のポートフォリオの足を引っぱっているのは確か。
今となってはダメそうなファンドですが、当時始めた理由は、銘柄の少なさから、擬似的な個別株投資ができてワクワクできると思ったからです。
よくS&P500コア10種とか、○○10種とかのポートフォリオがありますよね?あの感覚で、「今をときめく(当時)厳選された(当時)ハイテク株がファンドで買えるんだ!」みたいに、ロクに深く考えもせず積み立てを始め、今も深く考えずに積み立てを続けています。
iFreeNEXT FANG+をずっと積み立て続けるのか?
・・・
ただ、
・・・
「このまま積み立てを続けていいんだろうか?」
と、たまに思うこともあります。
「とことん考え抜いて腹落ちした商品でもない」
「銘柄の精査をしたわけでもない」
・・・
・・・
そして、結論(らしきもの)は、
・・・
「まあ、いっか~(継続で)」
です。
FANGはまずまずのカタさだし、アップルやツイッターも悪くなさそう。
テスラやエヌビディアはこれぞ、ザ・乱高下ハイテク株を体現していて悪くない(悪いけど悪くない) 仮に、これらがリフトに代わろうが、ウーバーに代わろうが、第2、第3のテスラになる可能性があります。
それに、そこまで大金を投下してないので、含み損額は大して気にしていません。
こちらでもハイテク株が新たなフェーズに移行することがあると書いていますが、FANG+10種の成長が見られたらめっけもんかな。
ネックなのは0.7614%という信託報酬の高さです。
仮に、トントンの収支だったとしても、手数料分徐々にマイナス幅が広がる可能性があります。
リスクが高い(怪しい)ファンドは少額で
リスクが高い(怪しい)ファンドの評価は人それぞれです。
『くだらんものには1円たりとも投資するべきではない』
とか、
『少額だったらハイリスクのファンドや、それこそ個別株だって入れていいと思うよ』
など、考え方は人それぞれ。
私の基本スタンスは、「良さげなものは少額からやってみる」です。
例えば今保有している、
このあたりもそう。
あ、ひふみプラスもそうですね。最近評判は落ちていますが、私はまだ積み立てを続けています。むしろ、ボチボチ積立額を上げるか検討中です。
ただ、仮想通貨やソーシャルレンディングはやったことがなく、私の性格ならやりそうなのに、やらなかった理由はただの勘です。
「なんかイマイチそう」と思ったわけです。
その考えが間違っていて、今後爆上げしていくそれらのチャートを眺めることになるかもしれませんが、それもやむなし。
まあ何であれ、リスクが高い(怪しい)投資を始めるなら少額からがおすすめです。