SPXLならPayPay証券(旧One Tap BUY)がおすすめ

米国ETF

One Tap BUY(ワンタップバイ)で何買う?

CMでおなじみのOne Tap BUY(ワンタップバイ)。(※One Tap BUYは2021年2月1日にPayPay証券に社名変更しました)

 

CMでも「フェイスブック」などが紹介されていますし、米国の個別株はわかりやすさやインパクトが絶大です。

「キーエンス」あたりもいいと思うんですが、CMに使うにはインパクトに欠けますかね。経済情報を見ない人は知らないかもしれないし。

 

おすすめはS&P500のブル3倍SPXL

そんなOne Tap BUY(ワンタップバイ)で私がオススメしたいのは、S&P500の3倍のパフォーマンスを目指すETF、「SPXL」です。

大きく含み損がでる可能性もありますが、個別株以上に爆発的なパフォーマンスを上げる可能性も秘めており、One Tap BUYとは「相性がいいんです」

 

それと、私が個別株派ではなく、ETF派なこともオススメする理由のひとつです。

私が個別株を薦めない理由はこちら

 

SPXLとは

SPXLとは、ブルームバーグの概要によると、

ディレクション・デイリーS&P500ブルー3Xシェアーズは、米国籍のETF(上場投信信託)S&P500種指数(「大型株指数」)の運用実績の3倍(300%)の日次成果を目指す。

と書いてあります。

 

わかりやすく言うと、「普通のS&P500より3倍儲けちゃえ!」というコンセプトのETFです。

 

基本情報は、

開設:2008年11月

経費率:1.02%(One Tap BUYは1.04%)


3ヶ月トータルリターン:19.81%

3年トータルリターン:41.97%

5年トータルリターン:38.52%

 

ひゅ~♪ リターンがいいですね~。しかし、経費率が高めなのは気になります。

ETF運用会社はディレクション・インベストメントという会社。ブラックロックなど、おなじみの大手3社ではないです。

 

リーマンショック級の下落ならマイナス80%もありえる

SPXLは爆発的に上がる可能性がある一方、爆発的に下がる可能もあります。

 

ETF開設は2008年11月でリーマンショックの後ですが、仮にその時保有していたら下落率は80%以上だったようです。

自分の資産が8割失われるなんて怖いですよね?

 

しかし、保有額が1000千万円持っているうちの5万円だったらどうですか?

5万円の8割なので4万円。4万円失うのは痛いですが、それに「見合うリターン」だったらどうですか?

 

過去10年の平均リターンは40.8%!

SPXLの株価はここ5年間で、およそ5倍になっています。2009年から2018年現在の約10年の平均リターンはなんと40.8%!

10万円分買って10年後には300万円の計算です。

2015年には一回だけリターンがマイナス5.5%のときもありましたが、他の年は波がありつつも圧倒的なプラスになっています。

 

何せ、元になる指数が、S&P500という何十年も右肩上がりの指数を元にしています。

 

S&P500のチャートを見てみましょう。

【S&P500の過去10年のチャート】

 

美しい。

リーマンショックでは大きく下げましたが、それ以外は小幅な下げはあるものの、現在は過去最高値を更新しました。

 

次はSPXLと比較してみましょう。

【S&P500とSPXLの過去10年の比較チャート】

 

 

赤がS&P500

青がSPXL

目の錯覚ではありません。S&P500もがっちり上がっているのですが、SPXLと比較すると差は歴然。

 

しかし、下がるときは雪崩式パイルドライバー並みの破壊力で激落ちするとも言えます。

 

SPXLとOne Tap BUYはなぜ相性がいいのか?

SPXLは宝くじ並みに化ける可能性を持ったETFですが、ポートフォリオのメインに据えるものではないと思います。

メインどころか、10%保有するにも勇気が要ります。なぜなら、やっぱりリスクが非常に高いから。

 

しかし、数万円なら「最悪ゼロになってもいい」くらいの気持ちで投資するのもありではないでしょうか。

そう、数万円なら「小額投資で手数料が割安になるOne Tap BUYと相性がいいんです」

 

例えば、1ドル100円で、最低単位の1000円分買ったとき、

為替手数料:3.5円=1ドルあたり0.35円

売買手数料:深夜なら5円、日中なら7円(※)

 

日中買っても合計手数料はたったの10.5円

(※日本時間 23:30~ 6:00 (夏時間:22:30~ 5:00)が米国市場が開いている時間で、その間の手数料は0.5%、それ以外の時間は0.7%)

 

次は、大手ネット証券の手数料と比較してみましょう。

 

One Tap BUYと大手ネット証券の手数料比較

大手ネット証券とは、

  1. SBI証券
  2. マネックス証券
  3. 楽天証券

 

以上、3社とOne Tap BUYの手数料を比べてみましょう。

 

  為替手数料 売買手数料 最低手数料 上限手数料
One Tap BUY 1ドルあたり35銭 0.5%または0.7%
ネット大手証券3社 1ドルあたり25銭 0.486% 5.4ドル 21.6ドル

 

大手3社だと最低手数料が税込5.4ドルかかるので、1ドル110円なら594円の手数料(プラス為替手数料)がかかってしまいます。少額投資では手数料負けしてしまうんです。

 

【1000円投資の手数料】

One Tap BUY:8.2円(日中なら10.2円)

大手3社:596円

その差、約587円で手数料勝負はOne Tap BUYの勝ち!

 

上記計算(1ドル110円の場合)

為替手数料 : 1000円÷110円×35銭=3.2円

売買手数料 : 1000円×0.5%=5円

3.2円+5円=8.2円

 

ちなみに、10,000円投資の手数料を比較すると、

One Tap BUY:82円(日中なら102円)

大手3社:617円

と、やはりOne Tap BUYは手数料が安いですね。

 

※追記 2019年7月22日より、ネット大手3社の最低手数料は0ドルになりました!

 

SPXLならFXのように損失が拡大しない

FXやCFDと違って、SPXLなら含み損がマイナスになっても追加の証拠金入金を迫られることがないので安心です。

 

FXを超ハイリスク・超ハイリターンと呼ぶなら、SPXLはリスクをやや抑えた、ハイリスク・超ハイリターンと言えると思います。

つまり、損失は限定的だけど、超ハイリターンを期待できるわけです。追証も気にせず、ほったらかしにできて楽チンです。

(楽チンって死語?)

 

SPXLのデメリット

SPXLにはデメリットもあります。

 

  1. 下落するときの下落率が大きい
  2. 経費率が高い
  3. レンジ相場が続くと元の指数よりマイナスになる

このあたりがデメリットになります。

 

1.下落するときの下落率が大きい

これは説明したとおり。リーマンショック級の下落では8割以上マイナスになる可能性もあります。

 

ただ、「1日あたり」3倍を目指すものであって、トータルで3倍下がるわけではありません。

S&P500はリーマンショックで最大45%下落しましたが、SPXLは前日の終値を元に計算されるので、下げ幅は徐々に小さくなります。つまり、45%の3倍の135%下がるわけではないです。

 

2.経費率が高い

One Tap BUYのSPXLの経費率は1.04%。高いですね。S&P500連動のIVVなら0.04%なので26倍です。

 

株価が低迷すると、この経費率の高さはボディブローのように効いてきます。

 

3.レンジ相場が続くと元の指数よりマイナスになる

下の図を見てください。

出典:ETFコラムNo.34 日経レバレッジ・インデックスに連動するETFに関する記事(日興アセットマネジメント)

 

上記画像のようなレンジ相場だと、SPXLのようなレバレッジETFは元の指数より下のほうに乖離していく性質があるので、元の指数よりマイナスになる可能性があります。

 

One Tap BUYの気になるところ

大きなデメリットでもないですが、気になったのが以下です。

 

  1. 為替レートの算出時間が不明
  2. オリジナルチャートはない
  3. 新着ニュース配信をストップできない

 

1.為替レートの算出時間が不明

SPXLはドル建て銘柄なので、為替が関係します。

 

ドル安で買って、ドル高で売ったほうが利益が出ます。

 

One Tap BUYの為替レートはリアルタイムでのレートではありません。

以下、約款より

取引手数料相当額について

外国証券の売買にあたり、円貨と外貨を交換する際の為替レートは、市場動向を踏まえて当社が決定した為替レートに1米ドルあたり35銭を買付けの場合は加算したレート、売付けの場合は減算したレートがそれぞれ適用されます

 

日本時間で何時のレートと書いてないのがマイナス評価ですね。SBI証券なら午前10時と明記しています。

 

2.オリジナルチャートはない

特にOne Tap BUYのオリジナルチャートはなく、ブルームバーグの銘柄リンクがアプリに貼られているだけです。

 

これも決定的にダメというわけではありませんが、少し残念でした。自分の資産がチャートでどうなっているのか、アプリ上で見られたらもっといいのに。今後に期待ですかね。

 

3.新着ニュース配信をストップできない

新着ニュースの通知が一日に何件もスマホに入ります。

 

チャート同様、全体のシステムの問題ですが、ニュース配信はストップできないようなので、これもちょっとしたデメリットです。

 

ぱたるはSPXLをまだ買ってない

実は、私はまだSPXLを買えていません。

 

『まだ買ってねーのかよ!』

とツッコミが入りましたね。

 

『ったりめーだ! テメーが持ってるかどうかで話の信憑性が変わるに決まってんじゃねーか! こんちくしょうメ!』

ふむふむ、全くその通りです。

私も、他のブログを参考にするときに、「この人は実践してるのかな?」というところは気になります。

 

ただ、4、5日前にやっとOne Tap BUYの口座開設ができたんですが、今ドル高、株高なんでちょっと待ってるんです。

サーフィンで言うと、ボードに腹ばいになって波を待ってるとこです。

 

もちろん買うつもりですよ。まずは1万円くらいから。

 

あ、以前、投資信託でオススメした「年金積立 Jグロース」もまだ買ってないな。でも買う気はあります。

詳細記事はこちら

 

まとめ

One Tap BUYはコンセプトが非常に明快で、今まで取り込めてなかった投資の初心者にも刺さるサービスだと感じました。

 

銘柄も絞っているのがいいと思います。One Tap BUYにない銘柄をやりたいような人は、はじめから大手ネット証券で口座開設していると思いますし。

銘柄選定に関しては、私はETF推奨派なので、基本的にはS&P500に連動したSPYか、今回紹介したSPXLがオススメです。

私が個別株を薦めない理由はこちら

 

しかし、One Tap BUYは1000円ずつ色々な銘柄を試しても数万円しかかかりませんので、気になった個別株からスタートするのももちろんアリです。

たとえ失敗してもいいんです。むしろ、数万円という少額で失敗できるなら、その後の投資力を上げる絶好のチャンスでもあります。

 

ただ、「ネットで見ると個別株でうまく利益出せてない人もいるみたい・・・ 何がいいかな?」と、考えている人にETFはオススメです。

 

特に、すでに他の証券会社でガンガン米国株をやっているような経験者の人には、一攫千金を狙ったSPXLがオススメです!

 

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