米ドル転(ドル買い)でFXと外貨預金の比較 ③米国株の待機資金先は?

投資全般

前回の内容は、楽天銀行から住信SBIネット銀行のコンボ技を使い、「ドル転して金利0.7%を得る」と、「外貨預金のデメリットについて」というものでした。

前回記事

 

米ドル転(ドル買い)でFXと外貨預金の比較

FXのメリット

  • 為替手数料が安い=1ドル0.3銭(住信SBIネット銀行の1/13以下)
  • 金利(スワップポイント)が1.3%~1.5%と高い(住信SBIネット銀行の3倍以上)

 

これだけ見るとFXは良さそうですね。しかしデメリットもあります。

 

FXのデメリット

  • 多くのFX業者は1万通貨単位
  • 出金手数料が高い

 

多くのFX業者が1万通貨単位での取引になります。ドルだと1万ドル単位なので、1ドル110円と仮定すると、110万円、220万円、というように110万円刻みでしか利用ができません。

1000通貨単位で取引できるFX業者もありますが、ドル出金できる業者はほとんどなく、あっても出金手数料が高いのが現状です。1000通貨取引ができる最安の「YJFX!」でも1回出金につき1500円かかります。入金は翌々営業日と時間もかかります。

運用期間が長ければ、出金手数料に負けない金利が得られますが、期間が長いことが前提になると、「適時に素早く使う」という待機資金の主旨から外れてしまいます。

下の表は、1ドル110円のとき5000ドル分をドル転し、6ヵ月後の比較です(SBI証券での利用を想定)

  為替手数料 出金手数料 全コスト 金利 6ヵ月分の金利 差引利益
YJFX! 0.3銭 1500円 1515円 2.3% 6325円 4810円
住信SBIネット銀行(普通預金) 4銭 0円 200円 0.7% 1925円 1725円
住信SBIネット銀行(6ヶ月定期) 4銭 0円 200円 2.1% 5775円 5575円

 

6ヶ月待つことが前提では使いにくいですが、仮に待ってもFXは、

4810円 ー 1725円 = 3085円

3085円しか利益が多くありません。

 

はじめから6ヶ月動かさないつもりなら、住信SBIネット銀行の外貨定期預金にすれば金利は2.1%に跳ね上がります。

100万円の待機資金があったら、50万円は住信SBIネット銀行の普通預金、残り50万円は6ヶ月定期預金、というのもアリですね。

 

(※追記 金利は2018年12月現在)

 

SBI FXαを使えばドルのまま無料でSBI証券に入金できる

裏技ですが、「SBI FXα」ではドル買い後、「現引き」という取引で、「ドルのまま無料で」SBI証券に入金することができます(ただし取引は1万通貨単位のみ)

あくまで、「SBI FXα」であり、同じSBIグループ業者の「SBI FXトレード」ではありません。「SBI FXトレード」では現引きできません。紛らわしいのでご注意を。

「SBI FXα」を使って、ドル安になったらドル買いし、ETF買いの機会をうかがいつつ、もしドル高になったらポジション決済もありです。

 

以下は為替利益を得る例です(1ドル105円の場合)

1ドル105円のドル安で1LOT(1万通貨)買い(ロングポジション)
 ↓
毎日スワップポイント(金利)が50円加算(時期により変動)
 ↓
なんやかんやでETFを買う機会が訪れない
 ↓
半年経った
 ↓
そんなこんなで110円のドル高になった
 ↓
今は5万円の含み益
 ↓
安く(105円で)ドルを買えたのでETFを買うための資金だったはずだが・・・
 ↓
あれやこれやでポジション決済しちゃった
 ↓
5万円プラス、スワップ金利9100円 = 59100円の利益。

 

FXの利益は税制上は雑所得になります。給与所得がある人で、合計利益が20万円を超えると確定申告の必要があり、20.315%の税金がかかります。

 

これを見て、「スワップポイント(スワップ金利)」って「美味しいな」って思ったアナタ。騙されてはいけません。為替の変動リスクの前では、スワップポイントの数百円、数千円は1日で消し飛ぶことはざらにあります。

トルコリラなら金利10%くらいですが、為替の変動リスクに抵抗するのは難しいでしょう。1日スワップは「170円」くらい入ってきます。しかし、リラ安の暴風が吹き荒れたときは、スワップが1700円あっても17000円あっても、あっという間にお星様になります。

 

レバレッジ取引は慎重に

「SBI FXα」の場合、レバレッジは1~25倍で選択できます。レバレッジ取引とは少ない元手で、多くの金額の取引ができることです。デメリットは、一定以上の含み損によりポジションの強制ロスカットが生じるおそれがあります。さらに追加の証拠金が必要になる場合がありますので、特に初心者の方は慎重に。

 

米国ETFのオススメ証券3社を比較

ドル転は手段であり、目的はETFを買うことです。やっぱり買いやすく使いやすい証券会社がいいですよね。

 

下の表は、オススメ証券3社による、ETF売買の使い勝手の比較です。

  SBI証券 マネックス証券 楽天証券
売買手数料 約定代金の0.45%(最低5ドル~上限20ドル) 約定代金の0.45%(最低5ドル~上限20ドル) 約定代金の0.45%(最低5ドル~上限20ドル)
売買に必要な通貨 米ドルの他に日本円でも売買が可能 米ドル建て 米ドルの他に日本円でも売買が可能
注文方法 成行、指値 成行、指値、逆指値、OCO(ツイン指値)など 成行、指値
指値期間 15営業日 90日間 90日間
米国貸株サービス × ×
時間外取引 × ×

 

マネックスの「時間外取引」と「90日間指値」は人によって人気があります。しかし、円で買えないのがデメリットですね。手持ちの円預金から素早く買いたいときもあるので。

※追記 2018年11月26日から、楽天証券の米国株式の注文有効期間が最大90日先まで指定可能になりました。以前は当日まで。

※追記 2019年7月22日より、ネット大手3社の最低手数料は0ドルになりました!

 

米国ETFならSBI証券がオススメ

私のオススメはSBI証券です。指値期間15営業日も長くなるのを期待していますが、そこそこいいかなと。住信SBIネット銀行との連携含めバランスが取れています。

米国貸株サービスは、2017年までVGSHに金利1.0%ついていたので待機資金戦略の軸にしていたのですが、今は0.01%になってしまいました。

しかし、株全体の口数が増えればチリツモとして毎月チャリンチャリンと入ってくるので、それもオススメ要因です。

また、今話題のロボアドバイザーの中でも人気の、WealthNavi(ウェルスナビ)とTHEO(テオ)もSBI証券で口座開設すればスムーズに各サービスを利用することができます。

SBI証券独自のスムーズな連携サービス

  • WealthNavi for SBI証券
  • THEO+ SBI証券

 

楽天証券は管理画面が見やすくて好きなんですが、今のところは3位ですかね。今後のサービス充実に期待!

 

次回シリーズ「最終回」④はこちら。

 

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